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2016年10月~

869 海外旅行・韓国(2000年) 16/10/01

870 三宅洋平と安倍夫人の高江行きに思う 16/10/03

871 海外旅行・ハンガリー(2001年)① 16/10/05

872 比大統領の発言は確かに「暴言」だが 16/10/08

873 海外旅行・ハンガリー(2001年)② 16/10/10

874 新潟県知事選での米山必勝を祈念 16/10/13

875 朝日新聞「危機」を叫ぶ週刊誌に思う 16/10/15

876 海外旅行・ハンガリー(2001年)④ 16/10/17

877 日露領土交渉と浅田次郎「終わらざる夏」 16/10/20

878 海外旅行・ハンガリー(2001年)⑤ 16/10/23

879 連合の評判が悪いのは当然だが 16/10/26

880 海外旅行・韓国(2001年) 16/10/29

881 昨今の電通叩きと荒川恒行さん 16/10/31

882 海外旅行・ハワイ(2002年) 16/11/01

883 同期入社の鈴木章夫を悼む 16/11/05

884 最後の楽園バリ島から① 16/11/08

885 最後の楽園バリ島から② 16/11/09

886 最後の楽園バリ島から③ 16/11/11

887 日本のトランプ観はあいまいなのでは 16/11/16

888 海外旅行・バリ島(2002年)① 16/11/19

889 豊友会はおれのライフワーク 16/11/21

890 海外旅行・バリ島(2002年)② 16/11/24

891 横山秀夫「64(ロクヨン)」を読んだ 16/11/26

892 海外旅行・韓国ー慶州(2003年)① 16/11/27

893 トランプ当選へのサンダース議員の提言 16/11/29

894 海外旅行・韓国ー慶州(2003年)② 16/12/01

895 殿堂入り、清原ダメで原はパス? 16/12/02

896 海外旅行・ポーランド、ハンガリー(2003年)① 16/12/04

897 自民党、連合の政策協議に思う 16/12/07

898 海外旅行・ポーランド、ハンガリー(2003年)② 16/12/11

899 トランプに約束?カジノ法案成立 16/12/15

900 海外旅行・ポーランド、ハンガリー(2003年)③ 16/12/16

901 TPP路線を走るメディアと連合 16/12/17

902 海外旅行・ポーランド、ハンガリー(2003年)④ 16/12/20

903 話にならない政府「指針」 16/12/23

904 海外旅行・済州島(2003年) 16/12/25

905 海外旅行・韓国(2004年) 16/12/27

906 からだがだんだんこわれていく 16/12/29

 

2017年01月~

907 米資本の巨大倉庫店に行って驚いた 17/01/03

908 海外旅行・パリ(2005年)① 17/01/04

909 正月雑感 17/01/07

910 海外旅行・パリ(2005年)② 17/01/08

911 時の権力と癒着した組合の末路 17/01/09

912 海外旅行・パリ(2005年)③ 17/01/11

913 40年前の新聞労連「統一スト」 17/01/13

914 海外旅行・パリ(2005年)④ 17/01/15

915 沖縄誹謗のMXテレビ問題の本質 17/01/20

916 海外旅行・ロシア、ブルガリア(2005年)① 17/01/21

917 米国で裁かれる原発事故「トモダチ作戦」 17/01/22

918 海外旅行・ロシア、ブルガリア(2005年)② 17/01/25

919 「壁」で思い出すこと 17/01/28

920 海外旅行・ロシア、ブルガリア(2005年)③ 17/01/29

921 草津・四万(しま)温泉の夫婦旅 17/02/02

922 明乳に労使協議を強制する中労委命令を 117/02/05

923 海外旅行・韓国(2005年) 17/02/08

924 「共謀罪」から連想したこと 17/02/11

925 海外旅行・ハンガリー(2006年)① 17/02/13

926 自分勝手な大企業トップの経営談義 17/02/15

927 明乳事件の中労委命令に思う 17/02/19

928 海外旅行・ハンガリー(2006年)② 17/02/20

929 獰猛な腰痛に泣く私です 17/02/23

930 海外旅行・ハンガリー(2006年)③ 17/02/26

931 露骨!自衛隊駐屯地の見学ツアー 17/03/02

932 海外旅行・ハンガリー(2006年)④ 17/03/04

933 宅急便職場の過重労働と「通販」の横暴 17/03/06

934 海外旅行・第1回バリわくわく旅行(2007年) 17/03/08

935 ますます酷くなる腰の痛み 17/03/10

936 海外旅行・南フランス(2007年)① 17/03/12

937 労働尊重特別市を宣言したソウル市長 17/03/14

938 海外旅行・南フランス(2007年)② 17/03/16

939 国有地安売りの理財局長が大出世 17/03/18

940 海外旅行・南フランス(2007年)③ 17/03/20

941 聞け!過労死遺族の悲痛な叫びを 17/03/22

942 海外旅行・ギリシャ・エーゲ海(2008年)① 17/03/24

943 「森友」の本質は忖度と縁故主義 17/03/26

944 海外旅行・ギリシャ、エーゲ海(2008年)② 17/03/28

945 「共謀罪」と過去2件の治安立法 17/03/31

946 海外旅行・ギリシャ、エーゲ海(2008年)③ 17/04/03

947 35年前を思い出させるトランプのビザ規制 17/04/05

948 海外旅行・第2回バリわくわく旅行(2009年) 17/04/08

949 過去も米の戦争は空爆から始まった 17/04/11

950 海外旅行・韓国(2009年) 17/04/15

951 『赤旗』日付欄の元号併記に思う 17/04/19

952 米のアジア経済支配に手を貸す日本 17/04/22

953 海外旅行・第3回パリわくわく旅行(2010年)② 17/04/24

954 その後の腰痛とのたたかい 17/04/25

955 海外旅行・ファミリーでのバリ島(2011年) 17/04/27

956 護憲的改憲論なるものに与しないぞ 17/04/30

957 メーデー、60年ぶりの不参加 17/05/01

958 海外旅行・第4回バリわくわく旅行(2011) 17/05/02

959 コンベアシステムと「手のひらのうた」 17/05/05

960 海外旅行・中国東北部(2012年)① 17/05/07

961 マクロン氏の仏大統領当選に思う 17/05/10

962 海外旅行・中国東北部(2012年)②  17/05/12

963 沖縄の反基地運動を「犬畜生」のように弾圧 17/05/14

964 海外旅行・第5回パリわくわく旅行(2013年) 17/05/17

965 絶不調の千葉ロッテマリーンズに思う 17/05/18

966 海外旅行・ベトナム(2014年)① 17/05/20

967 世相診断7題 17/05/21

968 海外旅行・ベトナム(2014年)② 17/05/24

969 医療費削減目的のあら探し 17/05/26

970 海外旅行・バリ島(2014年) 17/05/29

971 絶対お薦めの本「ともにがんばりましょう」 17/05/31

972 海外旅行・第6回バリわくわく旅行(2015年)① 17/06/02

973 なんでもござれの「共謀罪」277項目 17/06/04

974 海外旅行・第6回パリわくわく旅行(2015年)② 17/06/07

975 朝ドラ「ひよっこ」が面白くなくなった 17/06/10

976 海外旅行・イタリア南部(2015年)① 17/06/14

977 共謀罪「急いては事を仕損じる」ぞ 17/06/15

978 海外旅行・南イタリア(2015年)② 17/06/17

979 政権による公務の私物化を許さない 17/06/18

980 海外旅行・イタリア南部(2015年)③ 17/06/19

981 仏総選挙でのマクロン派の大勝に思う 17/06/23

982 海外旅行・台湾(2016年)① 17/06/26

983 七輪とバーナー 17/06/30

984 海外旅行・台湾(2016年)② 17/07/02

985 「都民ファースト」の圧勝を危惧する 17/07/03

986 海外旅行・バリ島(2016年) 17/07/05

987 ウブト通信① 17/07/07

988 ウブド通信② 17/07/08

989 ウブド通信③ 17/07/09

990 ウブド通信④ 17/07/11

991 ウブド通信⑤ 17/07/12

992 ウブド通信⑥ 17/07/14

993 ウブド通信⑦ 17/07/16

994 ウブド通信⑧ 17/07/18

995 ウブド通信⑨ 17/07/20

996 ウブド通信 17/07/23

997 ウブド通信 17/07/26

998 ウブド通信 17/07/28

999 政府系金融機関労組の解散に思う 17/08/02

1000 玉砕はなぜ決行されなかったか 17/08/05

1001 明日は大腸内視鏡検査で入院だ 17/08/07

1002 病院で読んだ平野洋子「あじフライを有楽町で」 17/08/10

1003 敗戦から72年、おれのルーツを探る 17/08/13

1004 東京五輪を即時返上せよ 17/08/16

1005 「テロのインスタント化」の恐怖 17/08/19

1006 内閣人事局に首根っこを押さえられた官僚たち 17/08/22

1007 世界を「敵」に回す北朝鮮の実相 17/08/25

1008 労働運動見直しの時期なのだろうか 17/08/28

1009 ミサイル対応、ちょっと過剰過ぎるのでは 17/08/31

1010 フリーランスの権利確立への道  17/09/03

1011 「制裁強化」で事態を打開できるのか 17/09/06

1012 明治乳業は長期争議の解決に踏み切れ!  17/09/09

1013 裁判所が労働運動に支配介入? 17/09/12

1014 「のぞみ」特急券と腰痛ととんかつの話 17/09/15

1015 「日朝平穣宣言」15周年に思う 17/09/18

1016 「フラリーマン」現象を喜んでいるのは誰か 17/09/20

1017 閑話休題(32) 17/09/24

1018 初秋の秋吉台、萩、津和野を巡ってきた 17/09/30

1019 国民主権で政治を変えるチャンスだ 17/10/03

1020 民進党を見習って連合も分裂したらどうか 17/10/06

1021 連合第15回定期大会の開催に思う 17/10/09

1022 爆風(1) 17/10/11

1023 爆風(2) 17/10/12

1024 プロ野球選手会の都労委申立に思う 17/10/13

1025 爆風(3) 17/10/14

1026 爆風(4) 17/10/15

1027 8時間労働制を叫ぶ共産党がんばれ 17/10/18

1028 爆風(5) 17/10/19

1029 松戸伊勢丹の閉店と総選挙 17/10/20

1030 爆風(6) 17/10/21

1031 爆風(7) 17/10/22

1032 いろいろあっても歴史は進む 17/10/25

1033 爆風(8) 17/10/26

1034 公明党の選挙後退と創価学会 17/10/29

1035 爆風(9) 17/10/31

1036 ロシア革命100年に思う 17/11/03

1037 爆風(10) 17/11/05

1038 憲法学者による共産党の評価 17/11/07

1039 爆風(11) 17/11/08

1040 しかとご覧あれ!希望の党の運命やいかに 17/11/11

1041 爆風(12) 17/11/12

1042 爆風(13) 17/11/13

1043 爆風(14) 17/11/14

1044 わが家の蜂屋柿、干し柿も成功 17/11/15

1045 爆風(15) 17/11/16

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 戸塚章介 (元東京都労働委員会労働者委員)  

 明日へのうた より転載


 

 

  爆風(15) 17/11/16

 

 朝日町に住む庶務科の田中弥一雇員宅には奉天高女の勤労学徒が2人寄宿していた。田中は玉砕の報を聞いた後彼女らに「どうするか」と尋ねた。「私たちも行動を共にします」との返事。「自分たち一家は防空壕で待避することにしている。状況次第では青酸カリを飲んで自決する覚悟だ」と言うと2人とも頷いた。長期退避に備えて食料品、衣類を壕内に持ち込む。壕に入る前、今生の別れになるやも知れず、皆で別れの杯を交わした。酒に弱い者ばかりだったので、壕に入ると熟睡してしまった。

 町内の住民の中には爆砕を逃れるため吉野山を越えて避難する家族もあり、出がけに火をつけたのかあちこちで赤い炎が上がっている。東京陵に夜が訪れつつあった。

 武井覚一技手はロータリーの集まりが流れ解散になったので弥生町の官舎に戻った。弥生町は軍属の判任官が住む。町会から「今後の相談をするのでテニスコートに集まるように」という伝達。武井技手が出向くと既に議論が沸騰していた。ある者は死ぬと言い、ある者は逃げると言う。

 武井は議論を制して静かに自説を説いた。「皆さん死に急ぐことはない。ソ連軍といえども鬼でもなければ畜生でもあるまい。我々は今日まで五族協和、大東亜共栄圏の拠点としてこの関東軍火工廠を建設してきた。1棟の家、1本の電柱、1枚の瓦、1本の道路、皆我々が精魂込めて造ったものだ。もしソ連軍が無理無体なことをしたら、その時こそこの町を灰燼にしてしまおう。大人しく交渉に応じ我々の意見も聞くようならきれいな町のまま引き渡そうではないか」。

 しかし議論の一本化は難しい。結局皆それぞれ思った道を行くしかない。武井技手は重い心で家に戻った。玄関で出迎えた義母が「私は這ってでも内地へ帰るよ。こんな満州なんかで死ぬのは嫌だよ」とすがるように訴える。武井は言葉もなく道路へ出て、将校官舎の方角に足を向けた。

 人の行き交う道端で顔見知りの宮城少尉から「武井さん、如何しますか」と声をかけられた。「様子を見ます」と答えると「そうですか。国民学校もろとも爆砕したら大変なことになりますよ。周辺の満人が押し寄せてきて略奪が始まります。だから今、川原少尉たちがなんとかならないかと工作しています。もう少し様子を見ましょう。場合によっては大連へ脱出して内地へ帰れるかも知れません」と元気づけてくれた。