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 戸塚章介 (元東京都労働委員会労働者委員)権力志向の民主党代表選 10/09/03

[明日のうた]より転載


 

権力志向の民主党代表選 10/09/03

 戸塚章介 (元東京都労働委員会労働者委員)

 

 

 9月に入ったのに猛暑が続いている。100年ぶりの猛暑と言われているが一説によると113年ぶりなのだそうだ。なんで113年なのかと言うと、日本で気象を記録するようになったのは113年前でそれ以前の記録はないからだ。暑さは特に年寄りに堪(こた)える。おれも寝るときにはクーラーを消したのに今年はつけっぱなしだ。

  暑さの中、民主党の代表選挙が燃えている。新聞もテレビもこの話題で持ちきりだ。おれには菅さんも小沢さんも同じ穴のムジナに見える。別に同じ穴のムジナが対決してもおかしくないと思うのだが、その点メディアは同じでは困るらしくて、「違い」を見つけるのに大童(わらわ)のように見える。

  1日付『毎日』に「激戦必至 強まる『分裂』」「加熱する両陣営」「衆院初当選組、労組系がカギ」という見出しの解説記事が載っていた。「支持団体の連合は組織が二分されるのを恐れて激突回避を訴えていただけに、労組をバックにした旧社会党系(約30人)、旧民社党系(約30人)は一致した行動は難しく、所属グループを決めていない議員の多い09年衆院初当選組143人とともに勝敗のカギを握りそうだ」

  「雇用確保」を強調する菅首相だが、店晒しの「労働者派遣法改正」については一言も触れていない。そもそも労働問題なんかそっちのけ。権力争いの図式しか見えてこない。小沢式権力志向は「金依存」だが、菅首相の場合は少し違うようにおれには思える。

  それは、菅支持の急先鋒が枝野幹事長、仙石官房長官であることと無関係ではない。2人とも70年安保当時の全共闘活動家。過激な革命論を振り回して民主勢力を混乱させ、社会に出ると企業でも、組合でも、政党でも体制派に寝返る。「権力志向」だけは一本筋が通っている。それが彼らの本質なのだ。

  労働組合と癒着した権力、権力と癒着した労働組合。どちらも悪臭紛々。付き合っちゃいられない。