戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)海外旅行・韓国(2001年) 16/10/29

明日へのうた]より転載

 11月25日から28日までの3泊4日。手元には手帳に書かれた簡単な記録しか残っていない。その手帳によると、どうやら出発からドジをふんだらしい。「集合場所が第一ターミナルなのに第二ターミナルと信じていて、Gカウンターに行った。KE便は第一と気付き、連絡バスで第一へ。疲れた」。

 成田発9:20。同行者は夏にハンガリーへ行った出版労連関係で、うちの女房は行かなかった。そのこともあってターミナルの間違いらしい。ソウル着12:00。ホテルは3泊とも世宗(せぞん)ホテル。どんなホテルだったか、着いた日に何をし、何を食ったか記憶がない。多分焼肉とマッコリでパタンキューだったんだろうな。

 2日目に「教科書問題で俵義文さんとともに韓国の関係者と交流会」とある。俵さんはずっと前からソウルに滞在していて、中国や韓国の研究者たちと共同編集の歴史教科書をつくるための作業をしていたらしい。その作業が実って4年後の2005年5月に「未来をひらく歴史―東アジア3国の近現代史―」(223ページ1600円・日本での発行は高文研)という立派な教科書ができた。

 俵さんは元出版労連中執でその当時からの知り合いだ。定年前に教科書会社を辞めて「子どもと教科書全国ネット21」事務局長になった。俵さんに誘われておれも「教科書ネット」の会員だ。

 3日目の27日は「戦争博物館 ソウルタワー」としか書かれていない。ということは独立記念館とか西大門刑務所跡などへは行かなかったんだな。戦争博物館は1年前にも行ったが、朝鮮戦争やベトナム戦争の展示しかない。ソウルタワーの帰りに安重根記念館へ寄ったかどうかもはっきりしない。

 最終日は民俗村まで足を伸ばして遊んでいる。ここはのんびりしたテーマパークで、ロッテワールドなんかよりずっといい。おれはこの後も3~4回行っているが、その都度新しい発見がある。屋台のようなところでチヂミを食わせマッコリを飲ませてくれる。民俗村でゆっくりして、ソウルを18:00に発ち成田に20:40に着いた。どうやら、出版の人たちの教科書問題をテーマにしたソウル旅行に付き合わされた感じだ。ま、それなりに面白かったけどね。