戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)海外旅行・南フランス(2007年)③ 17/03/20

明日へのうた]より転載

  27日、朝の9時にサルラ・ラ・カネダをバスで発って1時間半、フランスで最も美しい村といわれるサン・シル・ラポピーに着いた。山の中腹に木造の色鮮やかな家々が並んでいる。昔は村人の住居だったんだろうが、今はレストランや喫茶店になっている。その1軒の狭いレストランでランチを食べた。

 午後はさらに1時間半バスに乗ってコルド・シュル・シェルへ。通称「天空の城塞都市」と呼ばれている。確かに見晴らしのいい高台だが、これといった見ものはない。2時間近い滞在は退屈だった。夕方17:30にアルビに着いて、ホテル(メルキュール・アルビ・バスティドゥ)にチェックイン。夕食は7時から。レストランまで歩いて、蟹肉のスープとポークフィレソテーで白ワインを飲んだ。

 フランスは10月28日から冬時間に切り替わる。昨日までの朝9時は8時ということになる。というわけでゆっくりホテルを出て、まずロートレック美術館へ。その後教会を二つばかり回ったが、バスの中でガイドさんが説明した中世のカタリナの話が面白かった。権力と結びついたキリスト教が新興宗教のカタリナに対抗して、権威を示すためにでかい教会をつくったんだそうだ。こけ脅しだよな。

 昼食は、航空機製造の大都市トゥールーズで三々五々各自で食べる。エールフランスの組合がストライキに入っていてパリへの国内便が心配されたが、われわれの便は時間通り飛んだ。20:05パリ・オルリー空港に着く。ホテルはコンコルド・モンパルナス。名前は立派だがそれほどのことはない。

 29日は終日自由行動だったが、朝から土砂降りの雨。みんなそれぞれ前から予定していたらしく、さあっと散っていった。おれはこれも予定のない女性と2人で、エールフランスOBに美術館を二つ案内してもらった。夕食は例の「牡蠣の三段重ね」を食べたが、40ユーロもとられた割には物足りなかった。

 30日は帰国の日。午前中エッフェル塔の真下から出航するセーヌ川クルーズに乗る。ノートルダム寺院のあるシテ島をぐるりと回って出航地点に帰ってくる約2時間の船旅。昨日とは打って変ったいい天気で、ゆったりとパリ最後の時間を過ごせた。午後8時にホテルを出て、ドゴール空港着20:45。

 23:25発のAF278便で一路成田へ。成田着10月31日午後7時。南フランスという今までとちょっと異質なフランスに接した8日間。カモ料理とワインを満喫した結構な旅でした。