戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)

梅雨本番、新聞紙面も湿っている 18/06/20

明日へのうたより転載

 今日6月20日付『毎日』朝刊を読みながら感じたことのつれづれを書く。

 「正恩氏、習氏と会談」「3度目訪中 連携強化を確認」。このところ金正恩の評価がうなぎ上りだ。ま、戦争より平和の方がいいし彼が平和の方を向いていることはいいことだから株をあげたことは喜ばしい。金正恩の株をあげた功労者はトランプと習近平である。この金、習、トランプに共通している政治信条があるとおれには思える。「意見の違い」や「個人の尊重」を認めないことだ。故に(3人とも政治家としてそれなりの資質があるとは思うが)おれは信用していない。

 「日本前半1-1」「格上コロンビアと初戦」。サッカーのワールドカップ予選。結果は日本が2-1で勝った。日本時間の午後9時に始まった試合。決着がついたのが午後11時だ。それでも結果が入らないというのは降版が11時前ということだ。この辺は13版地域だ。おれが輪転機をまわしていた頃(もう50年前になる)の近県版は午前1時過ぎに刷り始めた。午後11時に終わった試合なら完全に結果が入った。当時輪転機は社内にあって社員が回していたが今は別工場で別会社の社員が刷っている。

 「政府、プラごみ減へ戦略」「来年G20までに 産業界に賛否」。松戸市のごみ収集は可燃ごみが週3回でプラスチックごみが週2回だ。それでもプラゴミの日はゴミ集積場が満杯になる。あれは一部再利用しているのだろうがかなりの量が埋められているはずだ。そういえばバリ島のプラごみ公害も深刻だった。バリは棚田がたくさんあり、水利事業が発達している。その水路がペットボトルやレジ袋で詰まってしまうという。おれが滞在したビラビンタンの道路の脇の水路もあちこちでせき止められていた。

 「乗って眺めて世界を巡る」「ハマりました エスカレーター」。おれが驚いて恐怖にかられたのがサンクトペテルブルクのエスカレーター。05年の7月、市内観光はバスでなく地下鉄で移動。それはそれで面白いのだが、地下鉄ホームへの下りエスカレーターは凄かった。まず長い。長いからではなかろうがスピードが半端じゃない。音も激しい。事故がたまにあるらしく降り口に係のおばさんがいて監視している。あれは二駅くらい乗ったのかな。上りのエスカレーターを降りたところに暴力スリがいたっけ。
 
 「加計氏、首相と面会否定」「『担当者が偽情報』強調 獣医学部巡り」(1面)「加計理事長会見」「疑惑打消しに躍起」「質問を遮るそぶりも」「『なぜ岡山で』疑問の声」「文科省職員『不透明感増すだけ』」「『疑われるとは思わなかった』」(第2社会面)。おれのコメントなし。