戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)海外旅行・ハンガリー(2006年)③ 17/02/26

明日へのうた]より転載

 チェルゴーからブダペストへ、途中、馬と平原のテーマパークでホースショーを見たり昼飯を食ったりして、ほぼ1日かけて移動。ブダ地区のノボテル・ホテルに着いたのが7時過ぎ。8時から中華料理屋で夕食。食いものはあまりおいしくなかったような記憶がある。ワインはうまかったけどね。

 5月10日、午前は英雄広場などの市内見物。昼飯は世界遺産の民俗村ホーロッケー。白と赤の民族衣装を着たおばちゃんたちがのんびりした唄で歓迎してくれた。そこから2時間かけてワインの町エゲルに着く。以前にも来たことのある美女の谷で夕食、赤ワインをたらふく飲んでバスに乗り一路ブダペストへ。

 11日も午前中センテンドレなどの郊外の名所見物で、午後は3時半から国会議事堂見学。

 《3時半です。国会議事堂に入りました。19世紀、ハンガリー帝国の権威の象徴としてつくられました。きらびやかで豪華です。第二次大戦までは2院制でしたが、社会主義国になってからは1院制にされ、ハンガリー労働者党の1党独裁になりました。国会はハンガリー労働者党に独占されました。90年の自由化以降は一応通常の国会になりましたが、いろいろ問題があるようです。これが議場です。閣僚の椅子はビロードに覆われてふかふかですが、議員のは硬くて尻が痛くなるそうです》。

 議事堂内の控室のようなところで、国会議員のサスファニさんの話を聞いた。サスファニさんは前チェルゴー市長で、ジョルジュさんの友だち。かつてハンガリー民主フォーラムの党員でしたが、今は社会主義クリスチャン党に属している。45歳、妻と子ども3人。ハンサムな若手議員だ。

 「ソ連支配時代のハンガリーは悲惨だった。マルクスやエンゲルスは支配の手段として使われた」というサスファニさん。最後に「平和憲法を持つ日本国民を尊敬しています」と結んだ。