戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)海外旅行・バリ島(2002年)① 16/11/19

明日へのうた]より転載

 その後10回も行くことになるバリ島旅行の第1回目。当時のたまたま会に元神戸新聞労組委員長・新聞労連中執の光森史孝さんが参加していて、しきりにバリの素晴らしさを語っていた。光森さんは数年前からバリ島ウブドにコテージを建て、半分移住のような形で生活していた。その話を聞いてたまたま会のメンバーでバリへ行こうじゃないかという話になり実現したのがこのバリツアーだった。

 参加者は関西空港組と成田組に分かれ、それぞれ02年11月25日に日本を発ち、ウブドで落ちあうことになっていた。成田組は小倉三千雄さんと斉藤哲成夫妻、それからおれと女房の5人。成田発16:05のJAL便でデンパサールに向かう予定。ところが急に欠航だという。機体故障とかなんとかあいまいな理由をあげているが、ほんとは搭乗予定者の大量のキャンセルのせいではなかったか。

 何故キャンセルがそんなに出たのか。バリ島ではこの旅行の直前に繁華街のクラブで爆弾テロがあり、白人を中心に100人以上の犠牲者が出た。それで日本からの観光客もがた減りした。このたまたま会バリツアーも予定者のキャンセルが出ていた。結局18:55発の香港行きに乗りその夜は香港泊まりとなる。

 翌朝9:55発のJALでデンパサールへ。デンパサール空港には光森さんと関西空港組が待っていて出迎え。マイクロバスでウブドへ向かった。道は酷かったな。両側を下水が流れているが蓋をしていない。舗装はお粗末でがたがた揺れる。ベンジョールというお祭り用の飾りが家々の門に立っていた。

 夕食後、村の集会所で数十人が竹の筒を叩いて気勢を上げる民族音楽を堪能。正装の女性の澄んだ歌声、しなやかに手を動かす踊り。ただただ圧倒された。音楽と踊りが終わるとおれたちはみんな舞台に上がって可愛い踊り子と写真を撮る。コテージに帰っても興奮覚めやらず酒を飲む。飲んでるところに蛍が飛んできた。

 翌27日はウブド市内散策。王宮の中をのぞいてから向かいの市場へ。物凄い混雑。甘酸っぱい果物の匂い。早口のかけ声。サンダル、小物雑貨、衣類、玩具。魚には蝿がいっぱいたかっている。衛生的とは言えないが、いかにもアジアの市場らしい。足元はどろんこで滑りやすい。腰を引いてそろそろ歩く。

 市場を出てペンダントや腕輪を売るおみやげ屋さんの通り。女性たちは一軒一軒寄りたがる。狭い道をオートバイがスピードをあげて通り過ぎる。暑い。湿度も高くて汗がとめどなく出る。