戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)海外旅行・タイ(2000年) 16/09/27

明日へのうた]より転載

 その頃日本旅行社に勤めていた二女の桃子の企画・案内でタイのバンコクとサムイ島に行った。メンバーはおれたち夫婦と正子、桃子の家族4人。8月19日から25日まで、機中泊含めての6泊7日。19日の18:30に成田を発って22:45(現地時間)にバンコク着。宿舎のエメラルドホテルへ。

 翌日は朝から暁の寺院、エメラルド寺院などお寺中心の市内見学。午後、4人揃ってタイ式マッサージへ。1時間たっぷり揉まれてあれでいくらだったんだろう。夕食は桃子が調べた日本人に人気のある有名レストラン「レモングラス」。ビールだけでよしとけばいいのに、いい気になってワインを頼んだら目の玉が飛び出るほど高かった。夜のバンコクは渋谷と北千住をごちゃまぜにした感じ。治安はいい。

 21日14:40バンコク発のプロペラ機でサムイ島を目指す。サムイ島はタイ半島の東側で、西側のブーケットほど有名でないが西欧人に好まれるリゾート地だ(そう言えば4年後の04年12月、プーケット島はスマトラ沖地震の大津波で壊滅的打撃を受けたんだよな)。16:00、定刻にプロペラ機がよろよろという感じで着陸に成功すると同乗のアメリカの青年たちが盛大な拍手をした。おれたちもつられて手を叩いた。

 サムイ島のコテージ風のリゾートホテルに3泊したが、正直言って退屈した。ホテルのプールはビキニの西洋人が占領していておれなんか場違いの感じ。女房と正子は市内に繰り出してせっせと買い物、桃子はスキューバダイビングと忙しい。おれはひねくれて昼寝ばかりしていた。楽しみはディナーのビールとワインだけ。

 23日、サムイ島最後の夜はホテルの屋外レストランでスペシャルディナー。タイの民族舞踊を鑑賞しながらの食事。踊り子の手の動きがしなやかで色っぽい。写真をぱちぱち撮る。いつも旅行に持って歩くテープレコーダーを忘れてきたのが惜しい。女房も2人の娘も雰囲気に満足したみたいだ。

 24日は12:00にホテルをチェックアウト。市内で昼飯を食べ、夕方サムイ空港へ。17:50発のプロペラ機で19:10にバンコクに着き、そこで3時間ほど時間を潰して22:30、成田に向けて飛び立つ。その夜は機中泊で、成田着は25日06:20。よく眠れたので気分がいい。

 娘たちとの家族4人の旅行は気が楽ではあるが退屈する。友人たちとの旅のように、酒を飲んで夜遅くまで議論するというようなことがないからだと思う。ま、その方が健康にはいいかも知れないけどね。