戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)海外旅行・ベトナム(1996年)①. 16/07/20

明日へのうた]より転載

 18年ぶり3度目のベトナム。96年8月18日~27日。93年6月に満56歳で会社定年になり、その後95年11月までは都労委委員。ほぼ毎日仕事があり、賃金(報酬)も45万円ほど出た。95年12月以降はまったくの無職。女房の扶養家族になった。なんやかやと連日用事で出歩いていたけどね。

 ベトナムは3年前の中国と同じ全印総連の川村好正さんの企画で、映画の堀江さんや民放の川村女子、その友人、全印総連の佐野さんら10人ほどのメンバーだった。うちの女房は参加しなかった。この時のメモや旅行日程表などどこかにとってあると思うのだがみつからない。かわりにテープがあった。

 8月18日午後に全日空便で成田を発ってその夜はバンコク泊まり。旅行社の手配違いで空港で現地ガイドと会えずに苦労した。やっとホテルに辿り着く。翌日ホーチミンへ。18年ぶりのホーチミン市は自転車が少なくなってオートバイが道を占領していた。20日は朝からメコン川のクルージング。

 「ベトナムで2日目の朝、いい天気です。午前11時メコンデルタのクルージングに出ました。茶色い細かい粒子、水は茶色ですがとてもきれいです。椰子の実を飲みました。ちょっと酸っぱく牛乳のような感じでおいしいのですが、なにしろ生温かく、喉に抵抗がありちょっと飲みきれません。

 メコン川は対岸まで3キロ以上あるそうです。中流に島がいくつかあって、島伝いにクルージングをやるようです。そんなに深くないようですが、ま、とにかく大変な広い川です。これから70キロ遡るそうです。並走している船に西洋人のおばさんが乗っていてやはりココナッツを飲んで顔をしかめています。

 エビを獲る定置網がありました。手足の長い大きなエビが獲れるそうです。水の中に3人浸かっています。衣類のままですが、何してるのかな、体洗ってるのかな、衣類の方を洗っているのかも知れません。あ、手を振ってますね。対岸に大きな工場が見えてきました。BBIKCと書いてあります。

 島に寄るようです。たいして大きい島ではありませんが、この島だけで6000人住んでいるそうです。職業は漁師。とっても綺麗な建物が見えます。どうやらそこへ船が着くようです。着きました。今から上陸します。ブーゲンビリアの花が咲いています。確かに観光客が喜びそうな島です」。