戸塚章介 (元東京都労働委員会労働者委員)孫の成長を喜びつつ2011年が過ぎる 11/12/31
『赤旗』恒例の大晦日紙面「11年職場のたたかい」。この1年間の労働争議を振り返っている。12月2日に11人全員職場復帰を勝ち取った「ソーラーシリコンテクノロジー」をはじめ「JFEスチール」(11月)の職場復帰和解、「新国立劇場」「INAXメンテナンス」の最高裁逆転勝利判決など。来年の紙面では「明治乳業」争議の25年ぶりの勝利解決をぜひ見てたいものだ。
おれの関わった争議では、昨年暮れのAIG嘱託社員解雇事件に引き続いて今年は「建交労鈴木信幸解雇事件」が解決した。全労連加盟組合のあまり名誉にならない事件なので『赤旗』には載らないが、おれに言わせれば「職場の権利を守る重要なたたかい」だった。建交労はじめ全労連幹部もほっとしているのではないかな。
労働争議は労働組合活動が凝縮されたもの、というのがおれの見方だ。だから労働組合が元気な時代と今のようないささか沈滞している状況では争議の内容も異なわざるを得ない。いま、組合ごと全員解雇されたり、組合そのものが争議団になっている例はあまり見ない。1人争議、個別労使紛争がほとんどだ。これは労働組合が資本・権力とのたたかいに正面から立ち向かうことがなくなったことを示しているのではないか。
ニューヨークウオール街から始まった「99%運動」にしても、アフリカ、中近東の民衆デモにしても、さらに日本の原発反対行動を見ても、労働組合の姿がもう一つはっきり見えてこない。労働組合は資本主義誕生の時から、そのアンチテーゼとして生まれ発展してきた。試され済みの組織である。いまの世界で一番ひつような組織と運動なのではないだろうか。
このブログを始めてもうすぐ4年、414回の新規投稿、1万9239人の訪問者。おれの想像以上、身に余る評価だと思う。ブログ開始とほぼ同時に生まれた孫の凌が家中駆け回っている。おれの部屋の押入れから布団をなげ降ろしてキャッキャッと喜んでいる。この孫により長く付き合ってもらえるためにも健康にきをつけて長生きしなくちゃ。