戸塚章介 (元東京都労働委員会労働者委員)電機の新たなリストラと派遣法の換骨奪胎 11/11/17

[明日へのうた]より転載

 兵庫と鳥取で電機企業大手の新たなリストラ攻撃が始まった。16日付『赤旗』は「パナ尼崎工場閉鎖に抗議」「兵庫労連『補助受けているのに』」「鳥取の三洋が早期退職募集」「〝強制に反対〟と連絡会」と報じている。パナソニックは古賀伸明連合会長の出身組合である。

 『赤旗』記事によれば、パナソニックは「プラズマパネルを生産する尼崎第1、第3工場の閉鎖と1000人規模の労働者を削減する計画」。これらの工場で働くほとんどが非正規労働者といわれているそうだ。兵庫労連は「県から補助金も受けているのに自分たちの都合で工場を閉鎖するのは許されません」と訴えている。

 一方の三洋電機は、光エレクトニクス事業部「フォトニクス」を閉鎖し、富山県魚津市のパナソニックに統合。異動した150人の労働者が早期退職募集の対象者となる。電機産業の企業の枠を取っ払ったリストラである。他に三洋CE、テガ三洋、千代三洋のそれぞれ出向者が早期退職勧奨の対象者にされる。これに対して地元で「鳥取市雇用と地域経済を守る連絡会」が結成された。この連絡会の事務局が鳥取民商。労働組合はどうしたのだろう。まさかそっぽを向いているわけではなかろうが。

 このように非正規労働者を中心にまたぞろリストラの嵐が吹き荒れようとしている最中、国会ではなんたることか、自公民が結託して「労働者派遣法」改定案の骨抜きを決めたという。2010年4月に民主党が国会提出した製造業と登録型派遣を原則禁止する法案(「専門業種除外」など抜け穴だらけではあったが)をさらに換骨奪胎する公約違反の裏切り行為である。

 日本という国はどうなつているんだろう。まったく労働者は救われない。

 明日から24日まで14人のメンバーでバリ島へ行く。まったく予想していなかったことだが、ASEAN首脳会議が同じバリで開かれる。オバマさんとも野田さんともバリへ向かう。現地の光森さんのメールでは、バリ到着便の遅れや空港からの道路渋滞で大変のようだ。出入国の手続きも厳しくなっていることだろう。まったく迷惑な話だが今更変更はできないし、ま、それはそれで珍しい経験もあることだろうし、いきあたりばったりで楽しんでこようと思う。