戸塚章介 (元東京都労働委員会労働者委員)南国バリへ避暑に行ってきた 11/07/10
南半球のバリ島はいまが秋。朝起きてコテージの外へ出ると小鳥の声とひんやりした空気。目の前の田んぼでは田植えを済ませたばかり。おれはこれまでバリの雨季(つまり夏)にばかり訪問していたが、やはり乾季の方がいい。今回滞在の7日間一度も雨に遭わなかった。
今回は娘夫婦と孫、女房とその妹の大人5人子ども1人がメンバー。いつもと勝手が違って戸惑うこともあった。その中でもショックな体験。日本という国が、いま、外国の庶民からどう見られているのかということを思い知らされたエピソードがある。
娘夫婦と3歳の孫がコテージの小さいプールに入っていた。そこへ西洋人の子連れの母親がやってきたが、先客を見てプールに入ろうとした子どもを制止した。娘には「ジャップ」という言葉が聞こえたという。つまり原発事故で放射能汚染された日本の子どもと同じプールに入ることを拒否したのだ。
もつとも別の日は、別の西洋人の子どもたちとプールで遊んでいたのだから、あの母親だけが特異なのかも知れない。しかし、そういう行動をとる人がいることも事実なのである。原発事故は日本の中で考えている以上に世界では深刻な受け取られ方をしているということだろう。
昨日の朝帰国してその午後には用事があって有楽町へ。外堀通りの画廊で「中西繁『時の行路』挿絵原画展」を見た。ちょうど原作者の田島一さんもいて、「時の行路」について話をすることができた。「『湾の篝火』と違って現在裁判進行中の争議を物語にするのは神経を使った。必ず続編を書きます」とのこと。山崎豊子の「沈まぬ太陽」や松本清張の「日本の黒い霧」のように権力や経営内部の暗部にメスを入れることが求められているけど取材に壁があってね、とも話していた。
旅行前から進行していた水虫が酷い状態になってきた。足の指だけではなく、手にも移り夜など痒くて仕方がない。今日女房が馴染みの薬局で薬を買ってきてくれたが、それを塗ったからといってすぐよくなるものじゃない。この夏は水虫との格闘が生きていく上での最大課題になりそうだ。