水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)正気の沙汰ではない 17/01/27

「ヘボやんの独り言」より転載 http://96k.blog98.fc2.com/

 正気の沙汰ではない、国境の壁作り。 以下、時事通信ウェブから。

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メキシコとの首脳会談中止も=国境の壁費用拒否なら―米大統領
時事通信 1/27(金) 0:22配信

 【ワシントン時事】トランプ米大統領は26日、ツイッターで、メキシコ国境沿いに築く壁の建設費用を同国が払いたくないなら、31日に予定されるペニャニエト・メキシコ大統領との首脳会談を「中止した方がよい」と述べた。

 この問題ではメキシコ側も会談中止を検討しているとされ、実現が一層不透明となった。

 トランプ氏は「米国はメキシコとの間で600億ドル(約6兆9000億円)の貿易赤字がある。北米自由貿易協定(NAFTA)の始まりから一方的取引で、(米国は)多くの仕事や企業を失った」と主張。「メキシコが、非常に必要とされている壁の費用を払いたくないなら、近く予定される会談をキャンセルした方がよい」と強調した。

 トランプ大統領は25日、不法移民対策として目玉公約と位置付けてきた対メキシコ国境の壁建設を実行するため、手続きを指示した大統領令に署名した。費用については、まず自前で建設を進め、後でメキシコ側に何らかの形で負担を要求する案を示している。

 しかし、ペニャニエト大統領は「決して払わない」と一貫して拒否。野党などメキシコ国内でも訪米中止の訴えが相次いでいた。トランプ氏は選挙戦中の昨年8月、メキシコ市を訪問してペニャニエト大統領と会談。31日の首脳会談は就任以来2度目の外国首脳との会談として予定されている。
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 万里の長城ではあるまいし、国境に壁をつくることを本気で考えているのか。笑止千万と言って切り捨てる訳にもいかなそうだ。この人、精神構造のネジ一本をどこかに落としてきたのではないかと疑いたくなる。

 壁を作ればアメリカは安全になるという考えそのものが幼稚だ。しかもその費用を相手国に払わせるという。こういう無法ぶりがまかり通れば、世界の秩序は総崩れになる。日本の総理大臣も五十歩百歩だ。「強行採決など考えたこともない」と言いながら、堂々と強行採決をやる。

 この人を指して、確か、同志社大学大学院・浜矩子教授だったと思うが、「幼児的凶暴性」と評していたが、アメリカにも同じ人種が出現した。これは最近の流行なのだろうか。単なる〝流行り病(はやりやまい)〟であれば良いが、それが慢性病になれば、人類は存続の危機に陥る。早く治癒せねば。

★脈絡のないきょうの一行
落ち込んだり不安になる頻度が高い人は、がん死リスクが高まる恐れがあるという研究論文(時事)。これはありそう。


 


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