水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)樹木は生きている--伐採に反対する 16/10/05

「ヘボやんの独り言」より転載 http://96k.blog98.fc2.com/

 千代田区が区内2個所の街路樹伐採の計画を出している。地元住民をはじめ、区内在勤者からも反対の声が上がっている。以下、千代田区労協が千代田区長に「伐採中止」を要請したもの。ともに生きるものとして、これは中止しかない。少し長くなるが、紹介したい。。
                               ◇
                神田警察通り、明大通りの街路樹伐採中止の要請
  2016年10月4日
  千代田区長 石川雅己 殿

                                 千代田区労働組合協議会
                                       議長 小林秀治

 日夜、区民生活を守る取り組みに奮闘されている貴職に改めて敬意を表します。

 早速で恐縮ですが、神田警察通りの自転車専用レーン建設と、明大通りの歩行者レーン拡幅にともなう街路樹の伐採について、みどりを守る立場から伐採中止を要請するものです。

 神田警察通りのイチョウ並木は、戦前から存在するもので100年余になるといいます。駐車帯を含む6車線の無機質な道路の両脇に並ぶイチョウは、区内に住む人のみならず働く私たちの目を楽しませてくれ、みどりに心休まる思いがしています。この季節になるとギンナンの実が歩道に落下し、秋の訪れを教えてくれます。

 明大通りのポプラ並木も同様に、人通りの多い喧騒にあってもなお、みどりを私たちに提供してくれています。この並木道を通学路とした幾多の学生が、社会に出て活躍していることを想起するとき、この並木を伐採することに罪悪感さえ覚えます。

 神田警察通りの自転車専用レーンの整備は、おおいに進めるべきだと考えます。自転車専用レーンが整備・拡張されることによって、車の区内への進出を抑え排ガス規制に微々たるものですが寄与すると考えるからです。明大通りの歩道レーンの拡幅も、歩行者の安全や自転車利用者の利便を考えたとき、必要な措置だと言えます。

 今回の道路整備計画のなかに、新たな植栽が計画されていることは聞いています。しかし現存する樹木の伐採は、もともと存在する緑を取り除くことになり、緑を守るという立場に逆行するのではないでしょうか。もしこれが桜の木だったら、区の対応は同じだったとは思えません。

 街路樹は、まち並み形成の重要なもので、伐採によって、まちを変えることになり、住民や利用者の意見を聞く必要があります。並木の伐採は、わが身を切られるような気持ちになってしまいます。街路樹も生きているからです。100年近く生きて来た〝生き物〟を、人間の力で切り倒していいのでしょうか。自転車専用レーンの整備工事や、歩道拡幅工事は樹木を伐採しなくても現代の建設技術を駆使すれば、十分可能なことだと考えます。

 神田警察通りと明大通りの整備にあたって、現存する街路樹を保存した上で進めていただけますよう、重ねて要請するものです。
                                            以上
                               ◇
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