水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)マジック・ミュージアム誕生② 16/07/19

「ヘボやんの独り言」より転載 http://96k.blog98.fc2.com/

 衣装ケース前の通路に、水が流れ落ちる絵が貼りつけてある。これがクセもの。気づかずに通り過ぎてしまう恐れあり。この絵は特定の場所に立つと、断崖絶壁の真上にいるように見えるのだ。〝からくり屋敷〟に置いてあることが多いが、かなりリアルである。

【危ない!】

 さらに進むと、図書室みたいなものが表れる。マジックに関する本や資料など15000点に達するという。本だけでも5000冊。よくぞ集めたものである。これは圧巻だ。図書館にはない資料もあるだろう。このコーナーを訪ねるだけでも、博物館に来た意味がある。

【ものすごい量の本と資料。通路両側に並んでいる】

 次のトランプコーナーにも驚かされる。マジックにトランプはつきものだが、よくもまあ集めたものだ。使い込んだものもあれば新品もあるという。大きさもさまざまだ。前述の昨年12月に訪ねたときは、部屋に並べてありかなりのスペースを占拠していた。どうやって整理したのか興味があったが、カベを利用したのだ。

 トランプにもいろいろあることが分かる。ヌードの女性のそれもあり、ちょっと楽しみ。930個に圧倒される。トランプを使っているマジシャンの姿をイメージすると、これまた楽しくなる。

【すごいぞ〝トランプのカベ〟】

 ポスターにも驚かされた。その古さは素人目にも分かる。海外の物(と思われる)もある。初代引田天功のポスターに目を引かされた。1979年の大晦日、45歳の若さで亡くなっているが一世を風靡した。残念ながら私はそのショーを見る機会にめぐり合えなかった。この引田天功のショーで、坂本和昭さんは助手を務めたことがあるという。(次回につづく)

【マジックショーなどのポスター】

【初代の引田天功】

★脈絡のないきょうの一行
19日、北朝鮮がミサイル発射実験。米韓への当てつけだろうが、断固、抗議。


 

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