水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)6.19怒りの沖縄県民大会④ 16/07/10

「ヘボやんの独り言」より転載 http://96k.blog98.fc2.com/

 パソコンが不具合を起こし、遅れました。本来ならこれは8日にアップする予定でしたが、本日になってしまいました。申し訳ありません。

 遺棄現場をあとにして、辺野古のテント村を訪ねた。その際、東京で仲間たちに書いてもらった「辺野古新基地建設反対」の赤旗の寄せ書きと、前もってホテルに送っておいた一升瓶に入った山梨のワインを届けた。

【手渡したたくさんの寄せ書き。テント村の人たちと】

 この日ちょうど、座り込みを始めて4444日の節目であった。奇遇である。寄せ書きにJAL争議団の名前を目ざとく見つけた人もいた。多くの人たちが辺野古新基地に反対していることを分かってもらえた。もちろん、一升瓶のワインが喜ばれたことはいうまでもない。

 テント村は辺野古漁港の片隅にある。少し歩くと米軍・キャンプシュワブとの境界になる。境界に張り巡らされた金網の向こう側は米軍基地であり、立ち入ることはできない。その金網に抗議の寄せ書きが貼り付けられていた。昨年来たときは、金網の向こう側にはフロートが浮かべられ、基地の土台づくりが始まっていた。しかし、県民の反対運動で、政府は工事の中断を余儀なくされ、フロートは撤去されていた。

【金網で仕切られた米軍基地。抗議の寄せ書き】

 翌19日、県民大会が開かれる前の午前中、普天間基地が見下ろせる宜野湾市の高台を訪ねた。普天間基地が一望できる。日曜日とあってオスプレイが翼を休めていた。基地の際まで住宅が建っている。確かに世界一危険な基地である。その危険性も〝一望〟できる。

【普天間基地。右側にオスプレイの姿】

 2004年8月、沖縄国際大学校内に米軍のヘリが墜落した。校内にいた人に負傷者は出なかったが、恐れていたことが現実となったのだ。このとき琉球放送が行った取材模様のビデオを見たが、米軍は遮断してカメラを近づけさせなかった。日本国内の事故であるにもかかわらず、地位協定を理由に取材拒否したのである。

 学校や住宅が立ち並ぶまちの真ん中に基地があるのだ。これはひどい。無条件返還を一日も早く実現させたい。だからと言って、辺野古への新基地・代替地を許すものではない。(次回につづく)

★脈絡のないきょうの一行
アメリカ、韓国に迎撃ミサイル配備を発表。挑発にしては度が過ぎるのではないか。



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