水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)6.19怒りの沖縄県民大会① 16/07/05

「ヘボやんの独り言」より転載 http://96k.blog98.fc2.com/

 6月19日に沖縄で、4月に起きた米軍属による女性殺害事件に抗議する集会が開かれた。この集会に千代田区労協から4人の代表を送ることができた。派遣カンパは20万円近くに達し、この場をお借りしてお礼を申し上げます。

 本来ならもっと早く報告すべきでしたが、バタバタと動き回っており執筆時間を取られてしまいました。申し訳ありませんでした。

 6月19日、梅雨明けの沖縄は山男流に言えば、ピーカンの青空だった。暑い。持参した麦わら帽子が大活躍であった。会場となった奥武山(おうのやま)公園に一番近い、モノレールの駅「壷川」から会場をめざす。1時間前だというのに、参加者は続々と会場に向かって歩く。追悼の意を表して黒服姿が目立つ。

 私たちは「千代田区労協」ののぼりを立てながら、会場入り。途中、木陰で休んでいる人たちから突然、拍手が起きた。千代田からの参加に驚き、連帯してくれたのだろう。「がんばれ千代田」の声も聞こえた。のぼりは舞台の前に陣取った。

【開会前の舞台】

 県民大会は呼びかけ団体である「オール沖縄」の代表の発言から始まった。稲嶺進・名護市長、高里鈴代・基地軍隊を許さない女たちの共同代表、呉屋守将・金秀G会長、そして名桜大学学生・玉城愛さん――の4人である。

 それぞれの立場から、殺害事件への抗議が述べられた。「71年前から今も変わることなく、県民の人権は無視され、多くの犠牲が押し付けられてきた。若い女性の未来が一瞬にして奪われた。このような事件が二度と起こらないよう県民の力を集めよう。」(稲嶺進)。

 「被害者のお父さんが〝最後の犠牲者にしてほしい〟というメッセージを寄せた。きょうは皮肉にも父の日だ。お父さんは娘さんが遺棄された現場で、手を合わせ〝お父さんと一緒に帰ろう〟と何度も語り掛けていた。一体何名の犠牲者を出さないと沖縄の苦しみを分かってもらえないのか。われわれは決して屈しない。」(呉屋守将)――などの発言がつづいた。

【発言に聞き入る参加者たち】

 参加者は真剣な面持ちで、聞き入っていた。最後に登場した、玉城愛さんの発言は、本土に住むものとして考えさせられた。(次回につづく)

★脈絡のないきょうの一行
いよいよ参議院選挙、終盤。平和を守る態度を示したいものである。





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