水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)海老蔵一家へのパパラッチは人権侵害 16/06/11

「ヘボやんの独り言」より転載 http://96k.blog98.fc2.com/

  どうやら、ひどい状態のようだ。以下。

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海老蔵、取材配慮を要請「命に関わることなのです」
オリコン 6月10日(金)21時8分配信

 フリーアナウンサーの妻・小林麻央の進行性乳がんを公表した歌舞伎俳優の市川海老蔵が10日、自宅の周辺取材を行うマスコミに対し自身のブログで改めて配慮を求めた。

 海老蔵は9日、都内で緊急会見を開き、妻の病状を初公表。その日の夜に更新したブログで「私共家族はこれからも本番です。あくまでも病人なのでマスコミの方々にはしつこいようですが静かに見守って頂きたいです」と理解を求めた。

 会見後にも小林の実家に取材が来たことを明かし「マスコミの方々から公になり、マスコミの方々により更に行動が狭められる事は私は一向に構いませんが、今のまおには酷でございます」と節度を守るよう懇願。

 さらに「そして麻耶さんも、子供達も、何卒よろしくお願いします。余計な事を申し上げまして誠に申し訳ありません。また今朝は雨の中 家の外で多くの記者の方々をお待たせてして申し訳ありませんでした」と低姿勢でつづっていた。

 それでも取材が続いていることから、会見翌日のきょうも「度々申し訳ありません。マスコミの方々へ」とのエントリーで更新。「命に関わることなのです。御理解ください。今日もマオの実家や周辺での取材、カメラでの盗撮?の様な行為はお控えください、お願いします」と訴えた。

(以下、略)
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 いわゆるメディア・スクラムだ。パパラッチと言ってもよい。記者会見で海老蔵さんが妻の病状を語ったとき、かなり重い状態だと説明した。にもかかわらず、自宅周辺に報道関係者が殺到しているのだ。これはひどい。海老蔵ならずとも怒りたくなる。言い回しは実に丁寧だが、怒りがにじんでいる。

 恥ずかしいことにこれが日本のメディアの現実だ。盗撮めいたこともやっているらしい。人権問題だ。いま、市川海老蔵一家は病気の家族をかかえる〝弱者〟である。その弱者をいじめる報道姿勢は許されない。即座にメディア・スクラムを解除すべきだ。その上で私は、「あなたたちが、今やらなければならないもっと大事なことがあるだろう」と言いたい。

★脈絡のないきょうの一行
インドで1時間に平均17人が交通事故により死亡、という報道。昨年の死者数は14万6133人。絶句。


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