水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)これは放射能のバラマキだ 16/06/08

「ヘボやんの独り言」より転載 http://96k.blog98.fc2.com/

 全く想像力のない人たち(政府)である。原発汚染土を工事に使うというのだ。呆れかえってモノを言う気も失せそうだ。「毒薬」をコンクリートに包み込めば、使用してもいいということであり、ヒトの健康は微塵も考えていない。

 この人たちは放射能の恐ろしさを知らないのだろうか。厚さ50センチ以上のコンクリートで覆えばいいという。チェルノブイリで何が行われているのか、その被害が30年以上経った今でも広がっている事実を知らないのであろうか。

 国民のいのちを省みない手法を、平然と実行しようというその心。先の戦争法(安保法制)で自衛隊員と国民を危機に陥れる手法と全く同じだ。これは放置できない。原発ノー・再稼働ノーの声をさらに強めるとともに、こんな理不尽な行為を許さないたたかいを強める必要がある。何よりも自分と自分たちにつながる未来のために。いや、未来の人々のために。

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<福島原発汚染土>公共工事に利用 一定の条件と対策の下で
毎日新聞 6月7日(火)21時53分配信

 東京電力福島第1原発事故に伴う除染で出た汚染土の再利用について、環境省は7日の有識者検討会で、一定の条件と対策の下であれば放射性物質の濃度が1キロ当たり8000ベクレル以下の土を公共工事に使えるとの方針を示し、了承された。近く正式決定し、福島県の内外で再利用を進めたい考えだ。

 環境省は、汚染土の用途ごとに建設作業員や一般住民の被ばく線量を推計。例えば、1キロ当たり8000ベクレルの汚染土を盛り土に使う場合、厚さ50センチ以上のコンクリートなどで覆えば、1メートル離れた場所で常時過ごす人の年間被ばく線量を0.01ミリシーベルト以下に抑えられると試算。健康に影響はないとした。

 原子炉等規制法では、放射性廃棄物が制限なく再利用できるのは同100ベクレル以下。今回環境省は、再利用する場所が長期間掘り返されない道路や防潮堤などで、管理者も明確な公共工事に限定するため、問題ないと説明。放射性物質汚染対処特別措置法にならい、一般廃棄物として処分が可能な同8000ベクレル以下を基準とした。今後、福島県南相馬市で再利用の実証実験をする。

 土を含む除染廃棄物は最大2200万立方メートル発生すると見込まれ、環境省は再利用してできるだけ減らしたい考え。残りは福島県内に建設する中間貯蔵施設に保管し、2045年3月までに同県外に運び出す計画だが、最終処分先は決まっていない。【久野華代】
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