水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)舛添都知事、も少しマシだと思ったけどなー 16/04/29

「ヘボやんの独り言」より転載 http://96k.blog98.fc2.com/

 とりあえず、以下。

                           ◇=◇=◇
舛添知事、公用車は「動く知事室」 別荘通いの必要性、改めて強調
産経新聞 4月28日(木)16時36分配信

 公用車でほぼ毎週末、温泉地として知られる神奈川県湯河原町の別荘に通っていたことが発覚した東京都の舛添要一知事が28日、都庁で定例会見を行った。舛添知事は「公用車は『動く知事室』。移動中もしょっちゅう電話のやりとりをしている。運転手には守秘義務もあり、セキュリティーも確保されている。これはタクシーではできない」と述べ、別荘までの移動に公用車は不可欠との認識を示した。

 また、東京都世田谷区の自宅の風呂が狭く、昨年4月の股関節の手術後、半身浴しかできないことから、「リハビリのためにも、週に1度くらいは(別荘の)広い風呂で脚を伸ばしたい」とも述べ、別荘通いの必要性も改めて強調した。

 「今後、別荘通いの回数を減らすことはあるのか」との質問には、「いろんな仕事の状況や体調を考えながら、考えたい」と述べるに留めた。

 舛添知事はここ1年、定例会見後に湯河原に直行するケースが多く、「今週も行くのか」とする質問には、「今週はいきません」と答えた。
                            ◇=◇=◇

 百歩譲ろう。別荘に行くことは自由であるが、そこで仕事するな、である。別荘は〝第二都庁〟ではない。仕事をするから公用車を使う、と強弁しているが仕事しに別荘行くな、である。やはりこの人、「公と私の区別」が出来ないらしい。公私混同とはこれを言う。

 最近、海外出張費があまりにも高額だったことを指摘されて、舛添知事は「ホテルは二流、三流だと(相手に)『その程度なら会わない』と思われてしまう」と語り、22日の定例会見でも「会議を毎日やる。スイートルームという言葉だけで遊び回っている部屋みたいな誤解があってはいけない」と述べた(4月23日・毎日新聞)。

 この記事に代表されるようにこの人の頭の中は「遊び回る」という私的行為と、「会議をやる」という公的行為が同次元に混在しているらしい。会議をやるのであれば、会議室を借りればいいことだ。外国のホテルにも会議室はあるだろう。

 この高額海外出張費の問題について、神奈川、千葉、埼玉の首都圏3知事は批判的だという(前出毎日新聞)。これは識見である。国内であろうと、海外であろうと出張費は税金で賄われている。切り詰めて使うのは当然のことである。都民税をポケットマネーのように考えているのではないかと疑いたくなる。

 そのことを理解していないから、別荘行きに公用車を使うことが、舛添知事には何らの疑問も抵抗もないのだろう。嗤ってしまうのは、私だけか。そういえば、ゴルフ場通いに公用車を使って批判された、NHK籾井勝人会長とオーバーラップする。

★脈絡のないきょうの一行
熊本県で地震による危険家屋が9994件に(同県調査)。住む場所が奪われては復興もない。厳しい現実に政治はどうする。


 

このページの先頭へ