水久保文明(JCJ会員 元毎日新聞労組書記 千代田区労協事務局次長)そのうち「激暑日」誕生? 10/07/28

 

「ヘボやんの独り言」より転載 http://96k.blog98.fc2.com/

 暑いですね。私の住んでいる東京都練馬区は昨日で、最高気温が35度を超える猛暑日が連続9日という記録となりしました。夏日=25度以上、真夏日=30度以上、猛暑日=35度以上――というふうに表現することが決まっていますが、猛暑日という言い方は、35度を超える日が多くなったことから、2007年の夏から使われ始めました。その意味ではこの言葉、まだ3歳なのです。

 この暑さ、どこから来るのでしょうか。大きくは二つの産物だと言われています。一つは『地球温暖化』、もう一つは『ヒートアイランド』です。後者のヒートアイランドは分かりやすい。コンクリートに埋めつくされた地面が温められたり、エアコンの熱気が外部に排出されることによって温度が上昇する現象です。もう一つの温暖化によるものは、概念としては理解できるのですが、〝症状〟はさまざまで少々やっかいです。

 たとえば、最近のそれは「偏西風の蛇行によるもの」という説明がよく聞かれます。つまり、本来ならもっと北側を通るはずの偏西風が南下してきて、南の熱気が北(正確には北東方向)に運ばれるためだというのです。その構図は理解しがたいのですが、偏西風の蛇行も温暖化の影響でそれはエルニーニョ(後述)が大きく作用しているといいます。

 温暖化による影響ではなく別の要素によって猛暑化する場合もあるようです。その一つが2004年7月の山梨県甲府市で40.4℃、東京都心で39.5℃など南関東で観測史上最高の記録が生まれたときです。このときはヒートアイランド現象に加えて背の高い高気圧、フェーン現象が重なったといわれています。ヒートアイランドとフェーン現象という複合影響が猛暑をもたらしています。

 2007年以降、「ラニーニャ現象の影響によって日本各地で猛暑になる」と報道されることが増えました。「ラニーニャ現象」という言葉、耳慣れしませんが、発生場所や時間が少し違いますが、ご承知のエルニーニョ現象と逆と考えてよさそうです。つまりエルニーニョが海水の温度が上がることに対して、ラニーニャは逆に海水の温度が下がる現象です。

 そしてもう一つ、「ダイポールモード現象」というものがあります。これは「はインド洋熱帯域において初夏から晩秋にかけて東部で海水温が低くなり、西部で海水温が高くなる大気海洋現象である」(Wikipedia)としています。しかも、これがクセモノで夏のタイフーン発生に大きな影響があることが明らかにされてきています。

 まとめてみますと、エルニーニョは海水温度が上がり、ラニーニャは下がり、ダイポールモードはインド洋の東部で低くなり、西部で高くなる――現象ということになります。現象的にはたいしたことなさそうですが、これが地球環境に大きな影響を及ぼすのです。

 今回のブログは何が言いたかったのかといいますと、あまりにも暑い日がつづき、その原因を考えてみたかっただけのことです。いろいろ調べるうちに以上のようなことを発見しました。つまるところ「猛暑日」は、どうも人間がつくった産物のようです。そのうち40度以上の気温も珍しくなくなり、「激暑日」などと言われる日が来るかもしれません。

★脈絡のないきょうの一行
辻本清美さん、社民党を離党。もう少し骨のある人かと思いましたが、あなたも普通でしたね。