水久保文明(JCJ会員 元毎日新聞労組書記 千代田区労協事務局次長)政治的ニオイする角界処分勧告10/06/28
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「ヘボやんの独り言」より転載 http://96k.blog98.fc2.com/
角界の野球賭博問題で、日本相撲協会は外部有識者による「特別調査委員会」を発足させました。その調査委員会は、報道よるときょう28日に処分案を相撲協会に勧告する、としています。
その内容は①賭博に関与した疑いのある大関・琴光喜と大嶽親方(元関脇・貴闘力)、時津風親方(元幕内・時津海)3人の解雇か除名処分②これ以外の関与した親方12人、力士14人、床山1人について謹慎すべき――というものです。この処分を行うことを前提に、名古屋場所は開催しても構わないとしています。
朝青龍の〝暴力問題〟を背景にした引退。維持会員の特典を悪用し、相撲観戦の升席を暴力団関係者に横流しした問題。そして今度は野球賭博と、各界は不祥事に揺れています。今回の野球賭博は反社会的行為で影響が大きかっただけに、「特別調査委員会」なるものをつくったのでしょう。
本来ならば日本相撲協会は、自分たちの組織である「理事会」で対応策を議論すべきだったのではないでしょうか。協会自体が当事者能力を失っているから、と言えばそれまでですが、この問題こそ自己責任の名において解決すべき事柄だったと思います。委員会設置は〝お上〟からの声があったからかもしれませんが、外部組織に処分を諮問したということは、相撲協会は自らの責任を丸投げしたに等しいと言わざるをえません。
一方、同委員会の勧告は厳しいものとなっていますがどこかヘンです。事件に関与した親方や力士について、「名古屋場所への出場を謹慎、つまり辞退すれば名古屋場所を開催してもいい」としています。この勧告は裏を返せば当事者たちが「謹慎」しないで、名古屋場所に出場すると言った場合は、「開催はまかりならん」と言っているわけで、どこか中途半端です。
3人は「解雇か除名」、他は「謹慎」という処分内容の落差もヘンです。掛け金の多寡が背景にあるようですがそれにしても落差があり過ぎます。力士や親方の処分問題よりむしろ、今回の事件の社会的影響を考えれば、名古屋場所開催中止を前提にして国民的議論を起こすべきだったのではないでしょうか。勧告はどこかで誰かが操っているのではないかという、政治的キナ臭さを感じます。
もちろん野球賭博という反社会的な行為に対して、関与した当事者の責任は当然追及されなくてはなりません。同時に相撲協会の組織としての責任もあります。勧告は相撲協会の責任のあり方がはっきりしていません。せいぜい武蔵川理事長の辞任に言及しているだけです。これは一体どうしたことでしょうか。
NHKは大相撲の中継を行うかどうか、検討するとしています。その結論もきょう出すようですが、特別調査委員会の勧告内容を見る限り、「中止」はないように思えます。なぜなら政治的カゲが見え隠れしてならないからです。そんなことを感じるのは私だけでしょうか。
★脈絡のないきょうの一行
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