水久保文明(JCJ会員 元毎日新聞労組書記 千代田区労協事務局次長)新政権世論調査10/06/12
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「ヘボやんの独り言」より転載 http://96k.blog98.fc2.com/
きのう、朝日、毎日、読売、日経の各新聞が菅直人新政権誕生後、初の世論調査を発表しました。同じ日になったことに少しだけ違和感を持ちましたが、調査のための時間や分析のための時間を考えれば、これが最短だったのかと思います。さらに、同時期にやった世論調査であるだけに、一定の共通性があると思われます。朝・毎・読の3紙を参考に以下、考えてみます。
まず、菅内閣への支持、不支持をみてみましょう。▲支持する=朝日・60%、毎日・66%、読売・64%となっており、▲支持しない=朝日・20%、毎日・18%、読売・25%――となっています。これは発足したばかりの〝ご祝儀〟もあり、順当といえそうです。ちなみに、共同通信社が新政権発足直後の6月5日に発表したものによると、「期待する」57.6%、「期待しない」27.2%となっており、3紙とほぼ同じ数字になっています。
支持政党でみてみると、民主党の動きが面白い。朝日の調査ですが、鳩山首相辞任前から10日間に3回の調査をやっていますが、27%→32%→38%(今回)と急激に回復しています。総理大臣の顔を代えることによる効果でしょうが、参議院選挙を前にした戦略は「成功」したのかもしれません。これに対して、自民党の支持率は14%と変わっていません。読売調査でも自民党支持は朝日同様14%となっています。自民党の焦りが見えてきます。
興味深く思ったのは、民主党の幹事長起用についてです。3紙とも質問の仕方は若干違いますが、幹事長を小沢氏から枝野氏に代えたことへの評価を聞いています。▲評価する=朝日・58%、毎日・75%、読売・64%で、▲評価しない=朝日・16%、毎日・19%、読売・15%――となっています。小沢前幹事長のカネ問題は、国民のなかにいまもってくすぶっていることが浮き彫りになっています。この『小沢問題』に関連して、読売は全質問12項目のうち、3項目を費やしています。意図的だと思うのは私だけでしょうか。
毎日だけですが、唐突(の観は否めません)に『消費税引き上げ』について聞いています。質問は「菅首相は財務相の時、消費税引き上げに前向きな考えを示していました。消費税引き上げに賛成ですか」というものです。これに対して▲賛成・52%、▲反対・44%となっています。この数字、私は納得できません。いきなりバイアスがかけられたとしか思えないからです。財政難について国民は承知しています。そこに突然、消費税の引き上げについての質問をしたら、(対策は引き上げしか見当たらないのですから)「賛成」に回わるのは当然です。この問題は、財政のあり方や税制などの全容をあきらかにしたうえで質問すべき事柄だと思います。
3紙ともに夏の参議院選挙で比例代表にはどの党に投票するかを聞いています。ほぼ同じような数字が並んでいますが、読売だけ紹介しておきましょう。民主・36%、自民・13%、公明・3%、共産・2%、社民・1%、みんなの党・4%、国民新党、たちあがれ日本、新党日本、新党改革、その他の政党は0%、決めていない・36%、無回答・4%――となっています。奇しくも民主と決めていない人の数字が一致していますが、無党派層の動向が参議院選挙の勝敗を決することにはなりそうです。
★脈絡のないきょうの一行
亀井静さん、大臣を辞任するのならいっそのこと連立も解消したらいかがですか?