水久保文明(JCJ会員 元毎日新聞労組書記 千代田区労協事務局次長)「いのち目線」こそ10/06/10
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「ヘボやんの独り言」より転載 http://96k.blog98.fc2.com/
先週3、4の両日、東京で「全国公害被害者総行動」が展開されました。昼休みデモ、省庁要請行動、日比谷公会堂での決起集会、早朝の宣伝行動、財界や企業への要請行動など多面的な取り組みとなりました。夜の集会には1200人が集まり、「なくせ公害、守ろう地球環境」の運動強化を確認しあいました。行動の中で、被害者たちを支える若い弁護士の姿が印象的でした。
この公害総行動は、1976年に政府・財界の公害対策全面後退の攻撃に対して、公害被害者が立ち上がったことをきっかけに始まり、今年は35回目となりました。ミナマタ、イタイイタイ病、大気汚染、薬害、基地騒音、無駄な公共事業による環境破壊など問題は山積しています。この行動の昼休みデモで、私は千代田区労協を代表して連帯のあいさつを行いました。
内容的には、国民目線もさることながら、行政は「いのち目線」の政策をとるべきである、というものです。以下、その概略です。
昨日、鳩山首相が退陣表明を行いました。当然といえば当然で、遅すぎたくらいです。その記者会見のなかで鳩山さんは「(民主党の政策に対して)国民が聞く耳を持たなくなった」と発言しました。私は恥ずかしながらつい、「何を言っているんだ。聞く耳を持たなくなったのはあなただろうが」とテレビに向って声を荒げてしまいました。テレビ相手に口論しても仕方がないですよね。
民主党は昨年の総選挙で、「国民目線」という表現を使いました。これはいいことだと思います。いわゆる「上から目線」ではなく国民の立場に立ってものごとを考えようというわけですから、大事なことだと思います。最近では「コンクリートから人へ」ということも言っています。これもいいことです。
ところが実際にやっていることはどうでしょうか。皆さん方のたたかいとの関係でいえば、つい最近ですが、大阪の泉南アスベストの地裁判決に対して「控訴するな」という被害者のみなさんの切実な思いを踏みにじって、国は控訴したではありませんか。どこが「国民目線」ですか。「コンクリートから人へ」は単なるお題目ではありませんか。泉南アスベストの控訴は、「上から目線」そのものではありませんか。私は断固として抗議するものです。(次回につづく)
★脈絡のないきょうの一行
幹事長の道連れ辞任効果か、菅民主党への期待度がぐんと上がったね。
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そこで、公害被害者を早期救済し、公害をなくしていくうえでいまこの国の政治に求められているのは何か、ということを考えてみました。「国民目線」が色あせてきましたが、その延長線上でいうならば、『いのち目線』なのではないでしょうか。
誤解を恐れずに言えば、この国の国民はいのちが脅かされています。いのちを粗末にする政治が、まかり通っているからです。泉南アスベスト訴訟の控訴しかりです。普天間基地問題に代表されるように、沖縄県民への押し付け政策は典型です。自ら言い出したことを棚上げし、アメリカべったりの政治を相変わらず続ける、それは自民党時代と同じであり、許しがたいことです。年間3万人を超える自殺者は、いのちを軽視する政治の反映でもあります。
公害をなくし、被害者の早期救済を図らせるためには、いのちを何よりも重視した政治が行われなくてはなりません。とりわけ、「いのちあるうちの救済」が求められている重症の患者さんにとって急がれる問題です。そして、「いのち目線」は公害患者だけでなく、国民全体にも大きくかかわってくる問題だと思います。
私たち千代田区労協は、春闘スローガンに「いのち、くらし、憲法、平和」をかかげてたたっています。これらの課題は個別に存在するのではなく、連動しています。その意味において、皆さん方のたたかいも私たちの課題そのものであります。いのちを大事にする政治を取り戻す、いや、実行させるために大きな運動をつくろうではありませんか。いまこそ「いのち目線」を政策の機軸に据えさせるたたかいを強めようではありませんか。
私たちも皆さん方とともにたたかう、いのちを大切にする政治をつくらせるために、平和や憲法を守る運動と連動させながらたたかう、その決意を改めて申し上げて、連帯のあいさつにさせていただきます。暑い2日間になりそうですが、最後までがんばりましょう。
★脈絡のないきょうの一行
新内閣発足と同時に消費税増税議論。国民の〝慣れ〟を意図しており、看過できない。