水久保文明(JCJ会員 元毎日新聞労組書記 千代田区労協事務局次長)カネより大事なものがある 10/05/26
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「ヘボやんの独り言」より転載 http://96k.blog98.fc2.com/
昔、子どものころ祖母に語ってもらった寝物語は、今でも奇妙に私の記憶に残っています。あちこちの民話にありそうな話しです。
昔、昔あるところに大きな大蛇が棲んでいました。この大蛇、人に悪さをすることで有名でした。あるとき旅人がこの大蛇と遭遇しました。大蛇はこの旅人を襲い、食べようとしました。そのとき旅人は大蛇に懇願しました。「母が亡くなって、これから葬式にいかなくてはなりません。どうか見逃してください。その代わり、葬式が終わったら、必ず戻ってきます。約束しますからここは見逃してください」と。
大蛇はしばし考えた挙句、「葬式では仕方がない。ここは通してやろう。しかし戻って来なかったら、お前が一番嫌いなものを持って家まで訪ねていくぞ」と言って、「嫌いなものを教えろ」と迫ってきました。旅人は一瞬考え「私の嫌いなものは小判です」と答え、「ところであなたの嫌いなものは何ですか」と聞き返しました。相手が素直に自分の嫌いなものを答えたので、大蛇も気を許してしまい「ワシの嫌いなものはタバコのニコチンだ」と答えました。
それから数日後、旅人は約束どおり大蛇のところへ行きました。しかし、ニコチンを持って。大蛇が襲ってきたとき、旅人は持ってきたニコチンを大蛇に投げつけました。驚いた大蛇は七転八倒しながら、「お返しだー」といい旅人に大量の小判を投げ返しました。旅人は苦しむふりをしながら、その小判を拾い上げ懐一杯になったところでその場から逃げ出しました。以来、大蛇が出てくることはなく人々は安心して暮らせるようになり、旅人は大金持ちになりました、とさ。
と、まあ概略、こんな短い話しなのですが似たようなことが起きているのではないか、と気づきました。普天間基地移設問題がそれです。民主党は、「少なくとも県外」と基地移転問題で国民に約束しました。ところが、自公政権時代の辺野古案に逆もどりしたばかりか、被害拡大が明らかな徳之島への一部肩代わりを提案しています。しかも、大蛇と同じように苦しまぎれに大量のカネをちらつかせて。
昔話しでは大蛇から大金をせしめた旅人は豊かになりましたが、徳之島の人々はどうでしょうか。基地導入促進派もいるようですが、多くの島民は「島の自然を守ろう」という点で一致しています。カネに代えられないものがあることを、鳩山政権は知らないようです。こんなことではきっとそのうち、ニコチンをばらまかれることになります。7月の参議院選挙が楽しみです。
★脈絡のないきょうの一行
山田宏杉並区長が参院選出馬だって? 日本創新党の名前をかかげるらしいが、何?