水久保文明(JCJ会員 元毎日新聞労組書記 千代田区労協事務局次長)必ず別れは来るものの…… 10/02/18

 

「ヘボやんの独り言」より転載 http://96k.blog98.fc2.com/

 

 この1週間に何と3人の友人が彼岸に旅立ちました。一昨年、肺がんに立ち向かい余命宣告を受けるほど厳しいものとなったY・Sさん。労働運動のリーダーとして印刷労働者の先頭に立ってがんばっていたM・Sさん。新聞販売労働者としてその運動を担い、厳しいなかで不屈にたたかったK・Kさん。それぞれ66歳、63歳、51歳と早すぎる死でした。

 Y・Sさんとはよく一緒に山に登りました。圧巻だったのは北海道の羅臼岳、斜里岳、トムラウシ山の3山を一気に登ったことです。すでに「百名山報告」のなかで記していますが、2005年7月11日/羅臼岳、7月12日/斜里岳、7月13日/トムラウシ山――と、山仲間4人と一緒でしたが、血尿が出るのではないかと思われるほどのハードなたたかいでした。3日間で歩いた総時間は実に28時間に達していました。元気だったあの姿と、病床の彼とは別人のように見えました。

 M・Sさんは、最近では毎日新聞販売店主の権利と営業権を守ってたたかっていました。定年退職後も組合に残り、ボランティアで労働相談なども受けながら、労働者の権利とくらしを守り抜くという姿勢はすばらしいものがありました。とりわけ、未組織労働者の組織化の問題でも行動をともにしましたが、エネルギーはすばらしいものがありました。

 51歳という若さで倒れたK・Kさん。かつて新聞奨学生過労死事件の支援運動で、わがことのように受け止め活動していました。現地調査や、学生の相談を受ける「110番運動」などに、仙台から子どもを連れて参加していた姿は今でも忘れられません。酒を飲むと東北弁で、労働運動の重要性を熱く語る青年でもありました。

 人は、必ず全ての人との別れがきます。それが分かっていながら、それでもなおそのことを受け入れ難い、それが人の常かもしれません。無神論者を自認する私が言うのも変な話しですが、今回の3人の死に直面して思うのは、神も仏も平等ではないということです。3人とも人生を閉じるには若すぎるからです。

 それでも天の約定と諦めるしかない現実に、忸怩たる思いを禁じえません。合掌あるのみです。

★脈絡のないきょうの一行
チェンジとは 言ってたことを 変えること!(サラリーマン川柳)。消費税論議がまさにそれ。