水久保文明(JCJ会員 元毎日新聞労組書記 千代田区労協事務局次長) 安保廃棄のチャンス到来 10/02/03
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「ヘボやんの独り言」より転載 http://96k.blog98.fc2.com/
千代田春闘共闘の「討論集会」の準備があり、しばしお休みしました。2月に入り、いよいよ春闘は本番を迎えます。財界は「雇用か賃金か」を迫り、ベ・アはおろか定昇なしを声高に叫び、賃下げまでほのめかせています。冗談ではない。たっぷり溜め込んだ内部留保を吐き出させ、労働者に還元させるたたかいの構築が求められています。
きょうは、日米安保条約廃棄のチャンスの話しです。名護市長選挙はご承知のように、普天間基地ノーを言い続けた稲嶺進さんが、約1600票の僅差で当選ました。僅差とはいえ、辺野古への移転を進める勢力の凄まじいまでの攻勢をしのんで勝利したその意味の大きさははかり知れません。
その結果にもしかしたら民主党も慌てまくったのでしょうか、平野博文官房長官は「(選挙の結果によって)斟酌する理由はない」とややこしいことを言い出しました。これはいけません。アメリカに対するリップ・サービスのつもりでしょうが、(私の単なるカンですが)自民党が政権を取り続けていて誰かが官房長官をやっていたと仮定しても、こんなことは言わないでしょう。そのくらいヘンな発言でした。
なぜこのような言葉が出てきたのでしょうか。彼らは知っているからです。
何を知っているか――。一つは普天間基地の県内・県外移設は困難であること、そしてもう一つはたとえばグアムなど海外に移設すれば、日米安保条約の廃棄の道筋ができてしまうこと、を、です。とりわけ後者について政府は神経をとがらせています。これも私のカンですが、この国の為政者の二の腕に「アメリカ命」という彫り込みがあるのではないでしょうか。そのくらいアメリカを意識しています。
しかし今回の名護市長選挙の結果は「基地ノー」であり、これはある意味沖縄県民の民意です。この民意のパワーは安保条約というオバケを破壊し始める威力を持っています。選挙結果を履行しようとすれば、普天間基地の移設先は海外しかありません。海外に行くことについてアメリカ側はかなり抵抗するでしょうから、とりあえず地位協定の見直しを必要とします。この「見直し」が間違いなく安保廃棄への橋渡し役を果すのです。
アメリカが〝高等戦術〟を使い、地位協定の見直しなしで「海外移設」を受け入れることも考えられます。その場合でも、日本側の要求が受け入れられることに変わりはなく、地位協定に〝キズ〟がつくのははっきりしています。さあ、頼もしい事態がまっています。もしかしたら今、私たちは日本の歴史が変化していく、ワクワクする時代に生きているのかもしれません。
★脈絡のないきょうの一行
小沢一郎金脈問題、検察と幹事長の権力争いに矮小化させず、徹底解明を求めるべきだ。