水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)危険な『捨て石』 11/12/07
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「ヘボやんの独り言」より転載 http://96k.blog98.fc2.com/
3日夜の読売新聞ウェブで、気になる記事を見つけました。野田首相が、ある会合で語ったというその内容です。これは危ない。以下。
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TPP・消費税・安保…首相「捨て石になる」
読売新聞12月3日(土)20時5分配信
野田首相は3日夕、都内のホテルで開かれた中小企業経営者の会合に出席し、消費税率引き上げを含む社会保障・税一体改革の取りまとめや、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加に向けた協議などについて、「不退転の覚悟でしっかりやる」と述べた。
出席者が明らかにした。
会合は非公開で行われ、首相は15分間のあいさつを行った。出席者によると、首相は当面の政策課題として、消費税率引き上げ、TPP交渉参加、安全保障の三つを挙げ、「自分の代で、捨て石になってけりをつける」などと語った。
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この発言は、4日の毎日新聞朝刊にも、ベタ記事でしたが載っていました。3つの課題について、断固やりぬく、ということを明言したわけです。非公開の席とはいえその内容は重要な意味を持ちます。実際に直後の5日には、「社会保障改革本部」(野田佳彦首相本部長)の初会合で、首相は消費税10%の素案づくりを指示しました。有言実行ということでしょう。
この発言でおかしな部分が一つあります。TPP問題です。この問題の現時点の到達状況は、「参加するかどうかの協議に入る」段階であり、まだ入口です。「不退転の覚悟でやる」というのは、一般的には参加することが決まったあとの対応時の表現であり、少し変です。
この発言はもしかしたら野田さんの認識は、TPPは協議中ではなく「参加することが決定した」というところにあるのでは、と疑わざるをえません。それとも、協議を不退転の覚悟でやるということなのでしょうか。だとしたら、日本語の使い方が少しく間違っているのではないかと指摘せざるをえません。
それにつけても、これらの諸問題について「やる気」は事実のようで、反対勢力のさらなる運動強化が求められているといえます。
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