水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)電力供給量・使用量(率)のデータに疑義 11/07/27

 

「ヘボやんの独り言」より転載 http://96k.blog98.fc2.com/

 きのうの千代田平和集会は、140人に参加いただきました。ありがとうございました。これらの運動を通じて、脱原発の「ホット・スポツト」を全国津々浦々につくりたいですね。

 26日の毎日新聞ウェブで、「<今夏の電力供給>揚水発電、2割過小評価…東電など7社」という記事をみつけました。以下。

                         ◇=◇=◇
  経済産業省がまとめた今夏の電力需給見通しで、電力7社が水力発電の一種である揚水発電による電力供給力を、発電能力を示す設備容量より約2割(535万キロワット)少なく見積もっていたことが25日分かった。原発停止による電力不足で需給見通しに注目が集まる中、専門家からは「供給力を低く見積もる根拠を示すべきだ」との指摘も出ている。

 揚水発電は、水力発電所の下流と上流に貯水池を造り、夜間に余っている電力を使って下流から上流に水をくみ上げ、日中の電力需要のピーク時間帯に放水する仕組み。

 電力需給見通しは9電力会社の報告を基に経産省がまとめた。9社が公表した設備容量は計2621万キロワットだが、需給見通しは今年8月の供給力を2割少ない2086万キロワットと設定。最も差がある東京電力は設備容量1050万キロワットに対し、供給力は約3割少ない700万キロワットにとどまる。関西電力も設備容量506万キロワットに対し、供給力は449万キロワットと1割程度少ない。

 東電は毎日新聞の取材に「夜間のくみ上げ量に限界があるため」と説明している。本来は主に原発の夜間の余剰電力を使って水をくみ上げるが、福島第1、第2原発の停止で余剰電力が減少しているため、揚水発電も設備容量通り使えないという。

 ただ、専門家によると、揚水発電は、一般の水力発電に比べ雨量に左右されないため、設備容量通りの供給力を発揮しやすい。さらに、原発が停止しても、夜間の余剰電力は、原発以外の発電で代替できる。経産省の需給見通しで九州電力と北陸電力は供給力と設備容量が一致している。【大迫麻記子】7月26日(火)2時31分配信
                          ◇=◇=◇

 おや? と思われる向きが多いことと思います。早い話しが、データに手心が加えられているのです。原発事故が起きた後の時期が時期だけに、疑惑は深まります。「この供給量では間に合わない」から、従って「原発再稼動は必要」との世論誘導をしようとしているのではないか、という疑惑です。ついこの間、九州電力の「やらせメール事件」が発覚したばかりで、同じ臭いがしてなりません。

 電力各社の説明が楽しみですが、供給量に手心を加えていれば、使用量にも同じことが行われているのではないかと、もう一歩突っ込んだ疑念が生まれます。いや、もうすでに分母である供給量が大きくなる関係から、使用率は小さくなるはずです。電力会社と経済産業省は、真の供給量と使用量(率)を国民に知らせるべきです。原発を使用しなくても、もしかすると現在の設備だけで十分、間に合うのかも知れないからです。

★脈絡のないきょうの一行
埋めた車両の掘り起こし。中国高速鉄道は、花咲か爺さんの「ここ掘れワンワン」かい。