水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)メディアの民度感染状態を憂う 11/07/11
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「ヘボやんの独り言」より転載 http://96k.blog98.fc2.com/
松本龍前復興大臣の辞任と、玄海原発の再稼動中止問題に共通するのは民度(民主主義の度合)の低さでした。原発再稼動反対勢力は、九州電力自らが招いた「やらせメール」によって労せずストップをかけることができました。松本大臣にいたっては、生来の粗暴さがそのまま東北の被災地で表面化し、これも自分で墓穴を掘ったようなものでした。
それはそれで、笑えない「成果」ではありますが、結果よしの結末は評価しましょう。しかし、この二つの問題にかかわって、メディアはどう対応したのか疑問がないわけではありません。なぜなら、民度の低さはメディアにも感染しているのではないかと思えてならないからです。まず、放送を見てみましょう。7月8日付けで「憲法メディアマガジン」から、以下の配信がありました。
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民主党の松本龍・復興担当大臣が就任9日で辞任した。辞任理由となった「暴言」は確かに政治家の資質を問われるようなものだったが、気になるのはマスメディアの報道のしかただ。7月3日、宮城県庁で村井嘉浩知事と面会した松本氏は、遅れて入室してきた村井知事に腹を立て、乱暴な物言いで叱責したが(実は松本氏の到着が予定より早く、知事の入室は時間どおりだったらしい)、最後に「今のはオフレコ。書いた社は終わりだから」と、メディアへの恫喝ともとれる発言をした。
この「オフレコ」発言をその日のうちに報道したのは地元民放の東北放送だけ。ところが、この“ローカルニュース”がYouTubeにアップされると、それが100万回以上も再生され、そのコメントの非常識さを批判する意見がツイッターなどで拡散された。その段階に至ってようやく東京のメディアも問題視するようになり、7月5日の辞任へと向かったのだ。
村井知事との面会の際には、各社のカメラが並んでいた。とても「オフレコ」が成立するような場面ではないが、東北放送以外の各社は、彼の発言に疑問を感じなかったのか?それとも、松本氏が部落解放同盟副委員長を務めた人物であることなどから、妙な「自主規制」を起こしてしまったのか…。
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どうも復興大臣暴言辞任は、オフレコを無視した東北放送のニュースがきっかけになっているようですが、新聞はどう動いたのでしょうか。ではもう一方の、九州電力の「やらせメール」問題はどんな経過をたどったでしょうか。これは、共産党の機関紙「しんぶん赤旗」が7月2日付けで報道しています。しかし、全てのメディアはこれを「無視」しました。そのやらせメール問題を、6日の衆院予算委員会で同党の笠井亮議員が追及し、菅首相の「大変けしからんことだ」という答弁で、メディアが取り上げてご承知の事態になっています。
暴言辞任の発端は、東北放送でした。やらせメール問題は政党とはいえ、その機関紙が発端でしたが、暴言問題も含めてメディアは「ダンマリ」を決め込もうとしたフシがあります。もしそうだったとしたら、これは明らかに民度の低さの現われであり、(注・じぃさんですが)老婆心ながら、本当に笑えない状態に陥っているのではないのかと、不安が募ります。
★脈絡のないきょうの一行
「ストレステスト」とまた横文字。なぜ解かりやすく「耐性診断」と言わないのかなー。