九条を守る運動と同時に「無防備地区」への取り組み

じゃあ、今、そういうのがあるかというと実はあるのですね。もっと進んだ形で存在しています。
この「国際条約集」に「無防備地区」というのがちゃんと書いてあります。
実はこれ、日本で20箇所ぐらいやっていますけれど、皆さんもご存知だと思います。
これは日本国も署名いたしました。「国際的武力紛争の犠牲者の保護に関する追加議定書」。ふつう「ジュネーヴ条約第1追加議定書」(国際武力紛争)と書いてあります。図書館に行って、コピーでもしてもらっていただければどなたも手に入ります。ずいぶん長い法律、国際法ですけど。
日本国がこれを批准したのは、実は2005年ですね。一昨年ですよ。これの効力が発効したのは1978年です。つまり第1追加議定書というのが国際的に発効したのが1978年なのに、日本国はなんだかんだと言って認めなかったのです。国会が批准しなかったのです。やっと2005年の2月28日に国会がこれを承認して、日本も当事国になったわけです。今、167カ国、国連加盟国の5分の4ぐらい、ほとんどの国がこれに参加しています。

無防備地区の4つの条件
その中の第59条に、無防備地区というさっき言った無防備都市から少し進んで、法的にも綿密になってきています。
まず第59条、ちょっと読んでみます。そう長くはありません。
紛争当事国が無防備地区を攻撃することは手段の如何を問わず禁止する
と、こう書いてあります。
 紛争当事国というのは、例えば日本と、どこでしょうね、そういう仮定はあまりしたくないのですが、もう一度、アメリカと戦争をしたとします。そのときに、紛争当事国はアメリカ合衆国と日本ということになります。お互いに無防備地区の宣言をした都市がアメリカの中にあったり、ロサンゼルスがそうだったり、それから日本の横須賀がそうであったり、横須賀がそうなるわけはないのですが、そうするとお互いに無防備地区の宣言をしたところを攻撃するのは、これは禁止です。国際法廷というのがあって、今、その力は弱いのですけれども、しかしこれは国連も出てくると思います。禁止すると国際条約で決まっています。
 じゃあ、無防備地区の条件は何かといいますと、これが4つあります。
第1番目は、すべての戦闘員が撤退しており並びに移動可能な兵器及び軍事設備が撤去されていることです。
ですからそこにいた兵隊さんもいなくて、そこに置いてある移動式の武器も全部そこから撤去されていることです。
 所沢市は可能性ありますよ。市長さんがわざわざこの集会にメッセージをくれていますし、今のうちっていう感じがしますよね。
やり方を、僕調べてきましたから皆さんに申し上げます。
第2番目は、固定された軍事基地が敵対的な目的で使われない、ということ。
固定された軍事基地があってそれを移すのが面倒な場合、そこに網をかけるとか、その軍事的な機能を一時ストップさせるわけです。
 3番目は、そこに警察はいていいんです。所沢警察署がそこにありますけれども、あれはいていいのです。
第3番目は、当局又は住民たちが武器を持って敵を攻撃する、それはだめ。つまり市民が俺たちもやらないよ、というのが大事。
第4番目は、軍事行動を支援する活動が行われないこと。
それから固定された軍用施設があったら、それを市民の手で封印する。話し合いかなんかで。それから移動させられるものは一旦全部、兵隊さんも高射砲も飛行機も全部、無防備地区から追い出せる。
この4つの条件があれば、有権者の50分の1の署名を1ヶ月で集め、それを市議会に出すわけです。市の議会で駄目になればそれでおしまいですけれども、市議会で通っても市長さんがうんといわなければ駄目です。これ両建てになっているのですね。ですから今の市長さん、こういう会にメッセージを送るくらいですから、相当分っている人だと仮定して、今度議会を勝たせるようにしなければいけないわけです。市長さんがうんといえるような、そういう答えを出せるような議会にしておかなければ駄目なのです。
 こういう事がちゃんとできれば、市長さんが最終的に所沢市は無防備地区ですと、国際的に宣言するわけです。
そうすると、なんか国民の3分の1ぐらいが北朝鮮のテポドンを恐れていますよね、それから中国といつかはやらなければならないと、馬鹿なことを考えている人もいないわけでもないのですけれど、所沢市がそういう宣言をして、さっきいった4つの条件を満たして署名を集めて、議会と市長さんがうんといえば、この所沢市は無防備地区という国際的な、まったく攻撃もされないところになるわけです。
藤沢市はかなり早いときからやっているのですが、無防備地区ってなんだろうと思っていたのですが、たとえば今僕が住んでいるのは鎌倉市ですけれど、藤沢・鎌倉がもし無防備地区になったら横須賀が孤立するわけですよね。本当は横須賀の人がやってくれるといいのですけれどね。横須賀の有権者の50分の1ですから。ところがあそこに小泉という訳の分らない人がいますからね。はっきり言うと日本をアメリカに本気で売り渡した人がいますので、これは本当に横須賀でやって欲しいのですけれども難しい。だから横須賀を無防備地区で囲んじゃおう、という作戦を、やっと、一昨日ぐらいから立て始めました。
今日この集会が終わったら、九条の会は勉強をするとか、みんなで気勢をあげ楽しくやるとか、覚悟をあらたにするとか、こうしたことは大事な集まりであって、その中からまた有志が集まって、今度は無防備地区の活動をしようと準備を始める。
それで鎌倉と藤沢あたりが横須賀基地を囲んで無防備地区にする。もし、どこかの国が横須賀を攻撃するつもりが、ずれて鎌倉へでもきたらどうする。攻撃されたり、爆弾落とされたりしたらどうする、だからこっちも爆弾持たなければという人がいますけれども、持っても持たなくても向こうで爆発させればやられるわけです。
そんな銭を使って、そんな事をするより、無防備地区にするほうがずっといいと思うんですけれどもね。
向こうが核兵器を持っているのだから、こっちも核兵器を持たないと、とすぐ言います。こっちが持っても持たなくても向こうが攻めてくれば、持っていても死んじゃいますし、持たなくても死んじゃう。だから向こうを撃たせないようにすればいいのでしょう。
ちょっと馬鹿な話をしますと、19世紀のイギリスは世界の工場といわれていたのです。早く産業革命をやって機関車でもなんでもどんどん作って、世界中が軍艦でも機関車でも何でもイギリスに注文した。だから世界の工場といわれていて、後半は世界の銀行といわれ始めました。
 常に世界の何とかというのがあるのです。今、アメリカは世界の警察官と、これ自分で言っています。と、いうふうになりたかったけれども、なれないでしょう。もうだってドルがこんなに弱くなっています。

異常に低い食糧自給率、輸入物にたよる日本
今度、WTOという、昔、ウルグァイ・ラウンドってありましたが、新しいラウンドが始まっているのですけれどね。これはアメリカが自分のところの農作物とか機械とかをうんと便利に売りつけようと、また何かラウンドで変えようとしているのですが、今回はうまくいかないですね。ヨーロッパ共同体、EUが徹底的にアメリカと対決しているのです。
だからもうアメリカの独裁は終わったのかもしれません。ドルとユーロを見ていて、それからそういうWTOの何ラウンドといいましたっけ、もうウルグァイ・ラウンドはさんざんやって、日本の皆さんが「国際化もいいじゃな〜い!」とかね、「国際化さーんせい!」というので僕、本を2冊も書いたのですけれども、結局負けちゃったですよ。
現在どうなっているかというと、所沢も農家の方がいらっしゃると思うのですが、今、農家の1時間の時給はいくらだと思います? 256円ですよ、1時間。一生懸命働いて、米を作って、その1時間の時給が256円。東京でマクドナルドの高校生のバイトが、この間新聞に出ていましたが、時給750円でしょ。ルーズソックスの女学生が遊ぶ金か何かもっと真面目な動機もあるでしょうけれど、マニュアルか何かを見て働いている人たちと、30年米を作ってきている人たちの時給を比べると、女学生のほうが3倍も高いのですよ。
今はもう1年に7万戸ずつ農家がなくなっています。それで今187万戸が残っています。これを7でわりますと23、4年後には農家はもう一軒もなくなっちゃうのです。
でも、そうはならないと思います。今度は農地法を変えて、スカイラークとか外食産業が田圃を買うという法律が来年通りそうですから、日本の田圃をああいうところが買うでしょう。それで結局そこにいた農民は、その会社の小作人になるのです。なんていうことはない戦前に戻っちゃうのです。
今、農業を支えている農業就業者の45%が70歳以上です。後継者は、去年は53人とか。それはウルグァイ・ラウンドでアメリカの要求を全部入れたせいです。そして今、これだけ減反をしろ、減反をしろといわれて4分の1ぐらい減反されているにもかかわらず、政府は毎年80トンぐらい買っているわけです。ですから米の値段は安くなります。ウルグァイ・ラウンドのとき、僕らはそれを一生懸命言っていたのですけれど、誰も聞いてくれなかったのですよ。
もちろん車を買ってもらったり、テレビを買ってもらったり、半導体を買ってもらったりする代わりに、やっぱり買ってもらったところから米をあるいは農産物を買うということは大事でしょうけれども、たった一つ自給可能な穀物は米しかありません。大豆は、自給率4%ですよ。小麦は12%か13%です。ですから1億2000万人の人口の9000万人ちかくは全部、輸入物を食べているわけです。
 これは僕から見るとちょっと危ういという感じがしますけれども、それはさておいて、そういう新しい、アメリカの都合のいいラウンドを今やっている最中で、日本も参加しています。また、アメリカのいいなりになっているみたいですが、EUだけは違うんですね。強硬に反対して、今、難航しています。だからウルグァイ・ラウンドのときと今とでは、アメリカの国力はずいぶん違ってきて、落ちてきていますよね。

 そういうことを考えても、しかもイラクに給油艦を出したり、それもチェイニーとライスさんから買っているようなものでしょう。しかも市価の3倍ぐらいで。それをただで上げて、この間の税金はどうするのっていう、そんな人が国を守れます? 私たちを守ってくれると思いますか? 
じゃあ、自分で守るためにはやはり具体的にはこの無防備地区というのは、九条の会の広がりもこのまま大事にしながら、うんと広げていく。日本中あちこちの都市が無防備地区になってしまったほうが早いんじゃないかな、と。つまり「する」の方に、積極的な平和主義の方へ切り替える。

憲法がせっかく南半球や宇宙空間に法的な平和を作り出してくれているのに、傍観していないで、われわれも動きましょう。否定じゃなくて、なんとか「する」という方向へ動こう。じゃ、とりあえず、無防備地区をやってみよう。と、いうのが、現在の心境です。

 皆さんに別に勧めに来たわけじゃないのです。
 どうも守っているうちに気がつくと軍事大国になったりしていますから、こっちもなんかやっていかないと、もう憲法だけに任せておくわけにはいかない。その憲法も一気に・・、国民投票法が出来てしまっていますから。あれ、いんちきな法律なんですけれどもね。
結局、郵政選挙で小泉さんに勝たせてしまったので、争点はあれだけだったのに、あの後ばかばかっといろいろなことを決めちゃったでしょ。安倍さんという人は意外とスグレテいた人だったと、やることやってしまったのです。僕、最初は馬鹿にしていたのですね。あれは嫌なやり手だったなあと思いますよ。だから「安倍晋三、馬鹿!」なんていっているわけには行かないんです。あの人、あっという間に、小泉さんから譲られた瞬間に、郵政選挙で得た勢力でばかばかばかっとやってしまったのですからね。これは国民は迂闊でした。気がついて参議院でNOを出したのですけれども、もう投票法は決まってしまいましたから、いつ出て来るか分りません。やはりもう住んでいるそれぞれの地元で、そういう運動を前へ向かって「する」という方向へ、こっちでは「九条を守れー!」と頑張る。しかし、今度は「これするー!」という、その二つでやっていったらどうかと考えました。「無防備地区」は札幌でもやっていますよね。藤沢もやっています。都内でも区の単位でやっています。

 物理学のネットワーク理論を運動にとり込む
物理学で6次の繋がりという理論があります。つまり65億の人間がこの地球上にいますけれど、間に6人の人を介すると全部知り合いになるという説ですね。物理学のネットワーク理論といいます。
僕は一度天皇ご夫妻に会ったことがあるんです。会った瞬間に「ご」を付けてしまったのですけれどもね。
そうすると皆さんは僕を介して天皇と知り合っているわけです。それでもし、皆さんが天皇と会ったときに、「井上ひさしさんって知っています?」「あ、一度会ったことがあります」「私も知っていますよ」、こうなると、ここで皆さんは僕を挟んで知り合いになる。
で、天皇は例えばシラク大統領とか、この前、プローデというイタリアの首相と会ったのですけれども、そうすると僕と天皇を介して皆さんはイタリアの首相とかフランスのシラク前大統領と、間に3人を置いてもう知り合っているんです。
これウイルスが広がるのと同じ形なのですね。それから脳の動きもそうらしいのです。つまりこの脳も100億とか何とかという脳細胞がたくさんあって、これどうやるのだろうと思ったら、結局、脳神経を6つぐらいへだてると実は全部に行き渡る。飛んでいく形が、肝心のところが死んでしまったりすると、つまり物忘れになるのです。そこで別のつながりを探すわけです。「えーっとあれは、えーっと」と、で、ぱっとつながると「そう、あの人よ」というふうになるわけですよね。
 それは物理学から始まった発見ですけれども、脳も人のつながりもそれからインターネットもすべて、この6次の繋がりというのですけれども、6つぐらい飛んで行くと実は全部とつながるという、そうでなければ脳細胞がチェンジしながらいろいろなことをやれるわけがないということを発見した人がいて、今はその理論が強くなっているのです。
同時にクラスターという考えが一緒に生まれます。クラスターというのはぶどうの房ですよ。アメリカが落としているクラスター爆弾というのは、爆弾の中にぶどうの房みたいに子爆弾がたくさんあって、しかもそれは不発弾になって地雷になっていく。子どもたちがひょっと持つと爆発するという、とんでもないものです。しかも殺さないのです。殺してしまうとそこで、ああ、不幸なことだ、アメリカの爆弾に殺された、ということになる。半殺しにするのです。そうしますとその人はあの恐怖をずっと死ぬまで覚えているわけです。死ぬまで脅えるわけです。手向かうとこうなるということだけ覚えていく。もし、死んでしまうと仇をとろうなんていう人が出てきますので、その人がお前もこうなるぞというように、半殺しにしてしまう。そういう子爆弾が一杯入っているクラスターという爆弾があります。
こういったクラスターという考えも実は、ネットワークと同時に必要なのです。
とんとん飛んで行くだけだとなんだか分らなくなる。俺は世界中ずっと知り合っているといっても何の意味もない。確かに知り合っているかも知らないけれども、それがどうしたっていわれます。
まず、それぞれが自分の足元に、枝といういい方をします、枝を出していくのです。
所沢の方が、よし無防備地区の見学に行こうと札幌に行ったり、そこで知り合ったり、それから藤沢に行って知り合ったりしながらも、今度はぶどうの房のように地元で枝を出し合って、いろいろな人が互いに枝を出し合ってそこに房ができないとだめで、その上でいろいろと飛んでいく。6次、6回、飛んでいくとほとんど世界の人が知り合いになるというか、全部に届く。
この理論を無防備地区という運動に取り込もうと。実は「九条の会」もそうですよね。2年で7000に達しようという勢いです。これがもし、福田さんは忘れたふりをしていますけれども、これが安倍さんと同じような強硬な人なら「9条の会」はもっと増えていると思います。今ちょっと油断して、油断じゃないですね、ホッとしているところですね。安倍晋三がいなくなってとりあえずホッとしているところなのですが、いつ改正が提起されるか、法律がもうすでにありますから。
だからクラスターのように、ぶどうの房のように地元を固めながら、いろいろな人へ飛んで行くということも同時にやっていく。それがどうも人間の脳の働きとか、人のつながりとか、すべて重なっているなという、ある直感があります。
 まあ、たいしたことを考えていなかったと、いま分ったのですけれども。 意気込んで、「守る」だけではだめだ、「する」方に行かなくてはというので、さんざん一昨日まで一生懸命になって考えたのですけれども、考えた結果は後半の、今お話ししたところです。

 最後に一言だけ。
どうも私たちは、言葉がみんなつるつるしているのですよね。これは昔からそうです。日清戦争のときも、清国膺懲(ようちょう)という、懲らしめて征伐する。ロシアのときもそうですよね。中国のときもそうです。何か征伐して懲らしめるというのが膺・懲という漢字二文字に入っていて、それはいつも使われてきた。怪しからん、あいつらを懲らしめようという。
今、北朝鮮にむかって日本人はそういう方向で動いていますよね。怪しからん、ちょっと懲らしめてやりたい。確かに拉致された方、それから拉致家族の方は、それはもう絶対日本政府もわれわれもそういうひどいことを許さないという態度と同時に、今度はやはり歴史的に飛んで行かないと駄目なのですよね。
やはり6次で飛んで行くと、僕らが子どもの頃、何で周りにたくさん朝鮮半島の人たちがいたのだろう、と。話に聞くと、あるいは学者が調べると、町を歩いている時、それから畑で仕事をしている時にいきなり朝鮮人のお巡りさんと日本の企業の人狩りが一緒になって、いきなり「お前来い!」といっていきなりトラックに積んで、日本に連れられてきた。日本の若い人たちが戦争に出かけて鉱山でも工場でも人手が足りない。あの広島でも、三菱重工などで7万人の朝鮮人が働いていたのです。その三菱重工の人買いの人たちが地元の警察と一緒になって、もう、いきなり、こっそりじゃないのですね、堂々と拉致してきたのです。しかも私たちは62年経ってもまだ在日という言葉を使っています。一緒に暮らしてきたんですよ。

 どうも物理学から生理学まで、6次の繋がりというのが科学の世界で今、大トピックスなんです。
私たちも地元でしっかりやりながら、地元でやったことをあるいは他でやっていることをお互いに飛んでいって交換して、しかも国境を超えて、無防備地区は世界中で作っていますから、そこへ飛んでいくとか、兄弟無防備地区なんていうのを作ったりしながら、そうやって行くしかもうあの馬鹿な人たち、700人ぐらいがどうも世界を動かしているようですから、この人たちに対抗するには無数の6次のつながりでつながった有志たちしかないなと思っています。
もう少し考えを深めて、それから実際に鎌倉で活動をしてみて、また次の機会がありましたらその報告をします。所沢はどうも可能性がありますよ。今の市長さんが健在なうちに、議会さえ固めれば。所沢がなったら面白いですよね。
 鎌倉は簡単ですよ、何も無いですから。すぐなれると思いますけれども。横須賀とか、そういうところがポイントですね。三沢とか、旭川とかですね。
そういうところがそうなるまで30年ぐらいかかるかもしれませんが、とにかく自分の代はだめですから、子どもの代、孫の代のために。僕も高1の息子がいて学校に通っています。横須賀へ梃入れしようと、でも、横須賀で頑張っている人も多いのですよ。少し地元でやってみようと思います。そしてそこで何かうまいことがあったら、また報告に参ります。

 芝居は時々お世話になります。ありがとうございます。
 芝居のほうは、絶対に入場料が損したなと思われないようなものを、一生懸命作っていますので、これからもよろしくお願いいたします。「こまつ座」を守れとは絶対言いません。それはどうでもいいのです。九条の方がもっともっと大事ですから。また一緒に気長に、しかし今度は前へ、「する」という方向へ、お互いに半歩でも進むようにしたいですよね。
 これからもお互いに、頑張りましょうというのはちょっとおざなりですね。この、ずっと跳ねながらつながり合いましょう。どうもありがとうございました。

「井上ひさし講演を成功させる会」
代表 浜林正夫(一橋大学名誉教授・九条の会ところざわ)
事務局長 鴨川孝司(マスコミ・文化 九条の会 所沢)

「会」を協同して推進した所沢市内の「九条の会」
さんとめ九条の会   しんとこ9条の会   九条の会ところざわ
所沢建設9条の会   マスコミ・文化 9条の会 所沢
松井九条の会   なみき・こぶし九条の会   三ヶ島九条の会
松ヶ丘九条の会

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