仲築間卓蔵/元日本テレビプロデューサ-/連載「六日のあやめ 十日の菊」(93)

宇都宮健児さんが ついに立った 12/11/10

仲築間卓蔵 (元日本テレビプロデューサー)

 宇都宮健児弁護士が ついに都知事選に出馬表明しましたねえ。
 大向こうから「待ってました!」の掛け声です。

  しんぶん「赤旗」(10日付)によれば、宇都宮さんは「都政で実現をめざす4つの柱」を発表されたようです。
  1 誰もが人らしく、自分らしく生きられるまち、東京をつくります。(誰もが人らしく、人間らしく・・・というのがいいですねえ)
  2 原発のない社会へーー東京から脱原発を進めます。(ズバッとです)
  3 子どもたちのための教育を再建します。(教師たちが、のびのびと教鞭をふるう明るい学校が待たれます)
  4 憲法が生きる東京をめざします。(「マスコミ九条の会」の呼びかけ人の一人として、また,「九条の会・東京連絡会の一人として 欣喜雀躍です。東京が変われば 日本が変わるでしょう)
 平易な言葉で政策がわかる。他の候補の政策を見てみたいものですね。

  宇都宮さんは、貧困と格差が急激に拡大していることを指摘し、
 「本来都は財政的に豊かで、貧困に歯止めをかけることが可能。しかし、都はいっそう貧困を拡大させている」
 「こうしたことに歯止めをかけ、むしろ充実させていく。『人にやさしい都政』をつくりたい」と力を込めたといいます。
 さらに、尖閣諸島問題を機に憲法改悪や集団的自衛権の行使を声高に叫ぶ勢力が出ていることを批判し「憲法改悪を許さないことを宣言し、平和で人権を守る首都をめざす」と述べたといいます。
 気になる選挙戦に向けた政党との協力関係について、
 「4つの柱を認めてもらえるならば全政党に支持を求めていく」と話されたそうです。「両手を広げてお待ちします」という感じですね。「要求に基づく統一」の「原点」ですね。民・自・公、そして「第3極」なるもののてんでんばらばら状態を見るにつけ、なんとも気持ちのいい宇都宮「見解」です。
 「4つの柱」に双手を挙げて賛成し、勝手に応援をはじめることにします。
 「勝手連」でもつくりましょう。アイディアがあれば教えてちょうだい。

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