近田洋一/元琉球新報・埼玉新聞記者/■「イラク特措法」「改憲手続き法」緊急街頭アンケートの結果/07/04/01

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■「イラク特措法」「改憲手続き法」緊急街頭アンケートの結果


昨日3月28日新潟と大阪で行われた公聴会に合わせて、緊急街頭アンケートを行った猿田さんをはじめとする弁護士さんには、緊急事態であるからこそ、いまなにが出来るかを考え、提起し、行動する姿勢を教えられます。

以下猿田弁護士の報告を貼り付けます。

■憲法審議ってば、今どうなってるの? 国会速報 No.16
2007.3.29 〜弁護士 猿田佐世〜 ■

★★★★★★★★
●4月5日公聴会には、あなたはもう応募しましたか? (30日正午締め)
●緊急街頭アンケートが3月28日新潟・大阪にて実施された!
  ・審議が尽くされていないとする人が、尽くされたとする人の11倍以上
   「審議が尽くされていない」 「分からない」 が合わせて、約95%
  ・周知期間一つとっても、法案の内容を理解しているのは、わずか7%。
   大多数の国民が、法案を知らない
  ・最低投票率の導入が強く求められた
  ・地方公聴会の存在すら知らない人が、9割以上
                                 ★★★★★★★★★


●今、すぐに!やること (引き続き)
(1)東京・大阪・新潟以外の人
   下記に連絡をして、「自分の地域でも公聴会を開け!」 と求める。
(2)東京及び東京近郊の人
   下記に、東京開催の4月5日の公聴会の公述人に応募する。
(3)新潟・大阪の方
   下記に「どうして公聴会が公募じゃないんだ!公募の公聴会をもう一度開け!」 と求める。
(1〜3全ての連絡先)
  議院憲法調査特別委員会事務局 (電話:03−3581−5563)
  http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_osirase.htm
  〒100-8960 東京都千代田区永田町1−7−1
  衆議院憲法調査特別委員会及び憲法調査会事務局気付
  日本国憲法に関する調査特別委員長 中山太郎殿

●緊急アンケート報告
  3月28日、大阪と新潟で行われた憲法改正手続法案についての公聴会に平行して、大阪 (難波・京橋・梅田) と新潟 (新潟駅) で街頭調査が実施された。
 

主催は、弁護士や学生他からなる「国民のための国民投票法を考える会」。(回答数317)
  質問事項と集計結果については↓
  http://www.news-pj.net/kenpoushingi/
■街頭調査では、同法案についての審議が尽くされていないとする人 (回答中55%・176人)が、尽くされたとする人 (回答中5%・16人)の11倍以上いることがわかった。
  国民投票法を必要と考える層からも 「議論が尽くされていない」 という答えが目立った。また、そもそも法案について知らない人が多いことからも、「分からない」 との回答数も多く (回答数111人)、「審議が尽くされていない」 「分からない」 が合わせて約95%という極めて高い数字が出た。
  4月半ばにも衆議院で採決と報道される同法案であるが、慎重審議が強く望まれている。
■また、国民の声を広く聴くとして行われている地方公聴会にもかかわらず、現に地方公聴会の行われている地において、公聴会の存在すら知らない人が、9割以上であった。
  1日で大阪と新潟2カ所 (各わずか2時間) 回り、形を取り繕うためだけの、国民不在の公聴会の開催は許されない。国民のための憲法改正手続であるためには、さらに公聴会を開催し、国民の声を広く聞く必要がある。
■周知期間一つとっても、法案の内容を理解しているのは、わずか7%にすぎない。ほとんどの国民が、法案の内容を知らない。また、周知期間は最短60日とされていると正答を答えた人であっても、口々に「短すぎる」と述べていた。
  周知期間の最短期間を、60日ではなく少なくとも180日程度に延長すべきである。
■「総有権者の過半数」 で憲法改正と、考えている人が多いことも分かった。街頭調査では、「憲法では 「総有権者の過半数」 とされているのでは」 「総有権者の過半数とすべき」 と言う人が多かった。
  憲法改正が認められる場合を 「総有権者の過半数」 とするか、せめて、総有権者の3分の2以上等の最低投票率の定めを設ける必要がある。
■憲法という国で一番重要な規範の一部であるこの手続法について、大多数の人が法案を知らず、審議が尽くされていないと考えていることが分かった。
  調査を担当した田場暁生弁護士 (新潟) は、「これほど議論が尽くされていないとの回答が多いとは思わなかった。アンケートをとる際、改憲の是非についても回答者と議論になったが、改憲派も護憲派も議論が尽くされていないと回答していた。このような状態で法案を通すのは、改憲論議自体の正当性を失わせることになるといわざるを得ない」 と述べた。
■主催は「国民のための国民投票法を考える会」
(代表世話人:弁護士 猿田佐世 03−3341−3133
 大阪 担当 : 弁護士 成見暁子 090−5460−0329
 新潟 担当 : 弁護士 小淵真史 025−232−0123)
■お礼
  ・・・主催の代表世話人に、私の名前を載せさせて頂きましたが、実際に、大阪と新潟でアンケートを実施して下さった方が一番大変であったに違いありません。ご協力下さった方、本当にありがとうございました。
  政治の動きは速すぎて、私たち市民にはなかなかついて行けませんが、頑張ってこれからも声を届けるべく動き続けていきたいと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
  なお、アンケート結果は、衆議院憲法特委調査特別委員会のメンバー全員と、各マスコミに送付しました。議員には平行して本日14時20分からの国会審議でも使って頂きたいとのお願いもしておきました。
  全結果、アンケート内容については、以下をご覧下さい。
  (PDFファイルで、共にA4、一枚です)。
  全結果 → http://www.news-pj.net/kenpoushingi/20070328-kekka.pdf
  アンケート内容 → http://www.news-pj.net/kenpoushingi/20070328-ank.pdf
  便宜上、私の頁に掲載いたしましたが、これは、私のアンケートではなく皆様のアンケートなので、他のHPに載せたり、各自、自由にお使い下さい。本当にありがとうございました。
(2006年3月29日12:46)

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◯イラク特措法緊急街頭アンケート調査報告3月28日浦和駅頭

「九条の会・さいたま」が28日に浦和駅頭でイラク特措法についての投票をしました。中心は埼玉大学生です。メディアは取り上げなかったのですが、全国でこのような活動が行われていることを知ってもらう必要があります。それぞれ、立場もあるでしょうから固有名詞は伏せました。
                                                          

 近田洋一

イラク特措法 投票結果 

> みなさま
>
> 埼玉大生の○○です。昨日の投票結果を報告します。
>
> 『イラク特措法 期限延長 賛成?反対?』全国投票
>
> 賛成     8(7%)
> 反対    93(82%)
> わからない 12(11%)
>
> 計     113
>
>
> 天気もよく、人通りも良好。準備は1人でしたが、それから友人(学生)が2人駆け
>
> つけてくれ、なんとか役割分担ができました。マイクで参加を呼びかけると、一度通
>
> り過ぎてから戻ってきて、「絶対に反対よ!」といって反対に貼る人。また、通り過
>
> ぎるだけなのに、私たちをにらんで「まったく冗談じゃないよ!」と吐き捨てる人も
>
> いました。
>
> 春休みということもあり、中学生や高校生など、遊びに来ていた若い人の参加が多く
>
> てうれしかったです。「実際、(自衛隊はイラクで)何もしてませんよね」と言っ
> て、反対に入れていった中学生もいれば、シールを渡すなり「賛成」に貼って、走り
>
> 去る子もいました。
>
> 1時間ほどしたら、ある男性がこちらに寄ってきて、「そんなんじゃ反対が多くなる
>
> に決まってるだろう。賛成がまだ1人しかいないのが変だと思わないの?」と文句を
>
> つけてきました。「でも、本当のことを言っているだけですから。意見をお持ちな
> ら、ぜひ参加していってください。」とちょっと内心焦りながら反論しました。その
>
> 人はチラシをもらって、投票はせずに去りました。
>
> 後半には、9条の会から××さん、私の友人(夜間学生)が1人来てくれて、とても
>
> 助かりました。協力してくれた友人たちを一人ひとり紹介したいくらいです。仲間と
>
> 苦楽を共にするのは、なにものにも代えがたい経験ですね。いろいろありましたが、
>
> とても楽しいシール投票でした(^^)☆
>
>
> 急な変更に対応できなかった方には、申し訳ありませんでした。県議選が控えている
>
> ということで、それぞれに忙しくされているのだと思います。私は桜区に住んでいる
>
> ので、▽▽さんのお手伝いをさせていただきます。どうぞ宜しくお願いいたし
> ます。
>
>
>
>