緊急!平良夏芽さん釈放!処分保留

2006年9月28日

みなさまへ

沖縄・辺野古ヘリ基地建設阻止を訴える中で逮捕・釈放された平良夏芽さん本人からのメッセージをお届けします。私たちは、国家による無差別殺戮=戦争行為=を排除して、テロの定義さえ不可能な時代に生きています。だからこそ、憎しみと暴力の連鎖を絶つために、非暴力による抗議・抵抗を強める必要があります。人間の生き方・深い倫理にかかわることでもあります。夏芽さんのメッセージからくみ取れる「人間の声」を広めましょう。家族、友人、知人に語りかけてください。可能な方は転送を。BCC、重複は容赦ください。  近田洋一


                                                  

【転送歓迎】

不当逮捕に怒り、心配して下さった皆様へ

平良夏芽

9月25日午前9時55分の名護署による不当逮捕によって身柄を拘束されていた平良夏芽です。長い拘留を覚悟していたのですが、全国・全世界の皆様からの激しい抗議が功を奏したのでしょう。昨日(27日)午後1時に釈放されました。二日半の拘留でした。

車に衝突した時に多少の傷は負いましたが、擦り傷・打ち身の程度ですでに回復しつつあります。疲労と断食で体重は3キロほど減りましたが良いダイエットになったと思っています。私は非常に元気です。

検察は、処分保留という判断をしました。私に足かせをつけたつもりなのだと思います。しかし、私を含めた仲間たちは、このことで弱っていません。今後は、さらに激しい弾圧が待っていると思います。それでも負けるわけにはいかないのです。私たちが負けるということは、基地が建設され、そこから発進する軍隊によって多くの人々が殺されるということなのです。

 私たちは、人殺しに繋がる基地建設は絶対に止めなければならないと決意しております。今回問題になっているキャンプ・シュワブ内の文化財遺跡調査は、防衛庁主導のもので最終的には文化財を破壊し埋め立てることを前提とした調査です。私たちは、このような調査を認めず、文化庁主導の文化財を保護するための調査を求めているのです。基地建設に繋がるすべてのことは、止めなければなりません。海の上で止めてきたように、陸の上でも止めなければならないのです。名護署の警察官には、「あなた達が県民を守る覚悟をしない限り、今後、名護署は良心囚でいっぱいになるでしょう」と 伝えてきました。 今回の逮捕によって、私を非難する人もいます。しかし、 その数をはるかに上回る人々が支持と連帯の挨拶を届けて下さいました。辺野古の闘いが、本当に多くの方々に支えられていることを改めて体感することができました。 皆様の敏速な動きに、深く感謝申し上げます。檻の中での生活をわずかでも経験すると、ともすると卑屈になって、皆様に謝罪しなければならないという気持ちも湧いてきてしまうのですが謝罪はいたしません。謝罪すべきは名護署であり、基地建設を強行しようとする勢力だと信じるからです。  しかし、動いて下さった皆様には、深く頭を垂れて感謝を > したいと思います。ありがとうございました。今後とも、連帯をよろしくお願いいたします。

2006年9月28日

 

 

 

 

 

平良夏芽さん釈放!処分保留

みなさまへ

沖縄・辺野古のヘリ基地建設に反対、阻止運動中、逮捕された平良夏芽さん(牧師)が27日午後、処分保留のまま釈放されました。処分保留は事実上「起訴しない」ことだ、と判断していいでしょう。

平良さんは長い反対運動の中で、地元のオジー、オバーらとともに座り込み、カヌーを操って海上基地建設を阻止してきたリーダーの一人です。今回は「非暴力」を貫いてきた反対運動の中でも初めての逮捕でした。それだけに重大なことでした。

早い段階で釈放が実現したのは、県内外、国外からも抗議を集中したこと、新たな基地建設に反対する強い世論の反映です。

メールを受け取って頂いたみなさまに感謝します。

  基地建設が本格化するのはこれからでしょう。現地の動向に引き続き関心を寄せ、注視し、一人一人のささやかな力を結集して巨大な暴力を押しとどめましょう。

米軍再編へと具体的に動き出した中で、夏芽さんの釈放は勝利への貴重な第一歩です。

NO PASARAN!

釈放を報じた琉球新報の記事(ウエーブ版)を添付します。BCC、重複を容赦ください。                                       

          近田洋一


 

大西照雄の「日記(9月26日)」 より

 

沖縄へ「問答無用内閣」誕生
 

SACO防衛長官の久間章生氏が防衛長官に復活、小池氏が国家安全保障補佐官に就任、辺野古への布陣の意志がこめられている。これは、日本防衛のために沖縄は犠牲になることが当然だとする論理の意志である。久間氏「沖縄の人にとってもわが国にとっても非常にいいこと」と本音を明確にする。沖縄は肥えたブタではないのである。「地元との協議というより米軍との関係で再編成の約束を実現」「移転反対を言って米軍再編成ができるという誤解をもたれては困る」と米国国務省日本代表部長官でしかない姿をさらけ出す。問答無用である。       

FAXで名護署パンクー電報の洪水を 質問には懇切丁寧に答えます。  

名護署での抗議、釈放要求、日本全国、世界から名護署に抗議のFAXが殺到パンク状態が警備当局との接見で判明する。この状態でキリスト教者の皆さんの抗議が届かないので直接手交の交渉に入る。抗議集会中は抗議行動の一環などで対応拒否、終わって行なうことで合意。その仲介を行う。久場警備部長(?)が門扉をはさんで対応。「見て、言われなき抗議文であれば受け取らない」、いわば名護署に都合の悪いものは、久場氏の職務の段階で没にする。文書がなかったことにする。法の問題ではなく名護署の「方針だ」という。久間談話と同じではないか。     

破棄するか  

名護署は署長当ての市民の訴え、要請、抗議であれ、それぞれの段階において「言われなき」を判断することを表明した。「言われなき」は署長に届かないシステム、これは法ではなく名護署の方針として確立されていることを久場氏は明言した。これらの発言は収録されている。  さて、8月13日日記で、「イルカの碑」について沖縄県警本部長、名護署長に手紙を書いて、台風13号後、台風で歩道に押し上げられた石が車道に打ち上げられ交通事故に遭遇したら名護署長に「未必の故意」が成立する。手紙は、台風、北風の冬に砂浜がえぐられて碑が崩壊したとき、海岸の植栽、軍配ヒルガオなどを「盗伐」した名護署長の犯罪が成立する。これも、交通安全の啓蒙と言う「名護署方針」が優先なのか、いかなる法手続きを取ったのか手紙に応える義務があろう。「言われなき」ことではないのである。自然や環境の問題は小さなことにも間を配ることが大事であろう。与那覇岳の麓に少年の頃炭焼きで買った山林がある。沖縄材を「居酒屋大国林道」のような材木にして森林ハウスを作りたいのだが多くの方々の意見を聞いてあきらめている。私の友人たちも大国林道沿いに広い土地があってペンションにしたいのだが山の生態系に配慮して計画を中断している。警察と言う権力は「言われなき」論理を展開する。私人が所有権の行使で「言われなき」に配慮している。警察権力が「言われなき」を行政の問答無用で、久間防衛長官と同じだ。  手紙に対する返事がこないことは「言われなき」事と破棄されたとみなすのが、今日の久場氏の対応で判明した。だとすると、新聞論壇などで公開の場にふすことになる。

PM1時15分

   1時30分、拘留請求裁判、那覇地裁前
   5時30分 名護署前 釈放要求
 

FAXは辛抱強く、電話は抗議でなく質問なら懇切丁寧にお答えしています(久場氏談)
 電報抗議

 

緊急報告  

日記書いて仮眠中、緊急連絡入る    平良牧師釈放  午後3時半頃 名護署に到着、釈放集会開催

  日本全国の皆さんありがとう。心から感謝申し上げます。
       1時30分
 

 


 

2006年9月27日 (琉球朝日放送 水曜日 夕)

処分保留 平良夏芽牧師が釈放

処分保留のまま釈放です。おととい、キャンプシュワブのゲート前で公務執行妨害の現行犯で逮捕、送検された平良夏芽牧師が釈放されました。

平良夏芽牧師はおととい、キャンプシュワブのゲート前で、埋蔵文化財調査のため基地に入ろうとした名護市教育委員会の車両を妨害したとして公務執行妨害の現行犯で逮捕されました。きのう午後には身柄を那覇地方検察庁に送られ、名前や職業を明かす以外は黙秘を続けていましたが、きょう午後1時、処分保留のまま釈放されました。起訴されるかどうかは今後、検察庁の判断にゆだねられます。

平良牧師ら市民団体のメンバーは、防衛庁予算で基地建設が前提の調査は許さないと阻止行動を展開していました。今後も同様に行動する構えで、一方の那覇防衛施設局はあす以降も引き続き調査を進める方針で、今後も混乱が予想されます。


 

平良夏芽さんからの最新メッセージです。
>> 【転送転載歓迎】

>                                  近田洋一

> 9月26日22:00 金高弁護士と接見した夏芽さんから皆さんへのメッセージをも >> らいました。一番新しい声です!
> > 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 檻の中にいると、自分が犯罪者のように思えてきます。
> 外の情報がほとんどはいらず、自分が孤立してしまっているのではないかという不安 >> が、心に広がってきます。「外の仲間を信じろ」と自分に言い聞かせていましたが、不安は払拭できていません >> でした。弁護士を通じて多くの皆さんのメッセージを読ませていただきました。 > お腹はすいていますが、心は満たされています。

取調べの中でほとんど黙秘していますが、「資産は?」と聞かれた時に、「仲間達で >> す」と答えたことは間違いではありませんでした。

最後の最後まで共に闘っていきましょう。> > 平良は元気です。 > そして幸せです。

平良夏芽>

 

辺野古で夏芽さん逮捕される! 可能な方は抗議を。転送歓迎。BCCで、及び重複ご容赦。
                  
                                         

近田洋一

> 近田洋一さま >

 

辺野古基地が早くも緊迫しています。今朝、平良夏芽さんが逮捕されました。とりあえず一報を入れます。転送歓迎 > 抗議の声を上げてください。 >     森口 豁>

******************** > 緊急! > 9月25日朝、沖縄・キャンプ・シュワブ基地前で、新基地建設に反対するメンバーの一人、平良夏芽さんが逮捕されました。 > 平良さんは、辺野古基地建設を前提とするシュワブ基地内文化財調査に対する反対行動中でした。公務執行妨害と道交法違反で名護署に連行されました。
> 警察前では仲間たちが即時釈放を求め抗議行動をつづけています。
> 夏芽さんは平良悦美さんの長男で、辺野古基地阻止闘争のリーダーです。状況を注視してください!
>> > 詳しい状況については「ちゅら海守れ」ブログ >>http://blog.livedoor.jp/kitihantai555/ > へ。
> また、キャンプ・シュワブでの文化財調査の実態につしては、琉球朝日放送を確認してください。
>>http://www.qab.jp/01nw/06-09-19/index8.html
> > 【抗議先】
> 名護警察署
> ・ 0980-52-0110
> 名護市東江5-21-9
>


 

続報
夏芽さんからのメッセージを転送します。皆さま、それぞれ可能な対応を。BCC及び重複、容赦ください。立場を超え、辺野古に支援を。NO PASARAN!
                                                    近田洋一
----- Original Message -----
From: <k-moriguchi.peace@ezweb.ne.jp>
To: <ychikada@jt7.so-net.ne.jp>
Sent: Monday, September 25, 2006 6:04 PM
Subject: 夏芽さんからのメッセージ!! (担当弁護士より)

> 近田洋一さま
> 夏芽さん逮捕のいきさつと夏芽さんのメッセージです。
>
> ◎教育委員会の車がシュワブのゲートに入っていこうとしたところ、平良夏>芽牧師が、右手を出して止めようとしました。 その右手をはねて、車はそのまま通過し、夏芽さんは倒れま
> した。
>
> 夏芽さんは立ち上がって、警察に抗議をしましたが、そこで 公務執行妨害で逮捕された、とのことです。
>
> その上、怪我をしているかもしれず、骨折したかもしれないとのこと。
> 現場は、見張りを数人残し、他の人は名護署に向かいました。
> 抗議の電話・FAXをよろしくお願いします!!
> ■名護署  TEL:0980-52-0110
> ■名護市教育委員会 〒905-8540 沖縄県名護市港一丁目1番1号
> TEL:0980-53-1212(380)  FAX:0980-53-7825
>
> ■那覇防衛施設局  TEL098−868−0174〜9(代表)連絡先:広報室(内線233〜235
>
> ◎夏芽さんからのメッセージ!! (担当弁護士より)
> 弁護士会見が終わりました。
> まずけがは本人も弁護士も確認し、大丈夫と言っています。
> あごと、手の先、ひざのすり傷、本人は病院にいく必要はないと言っています。
> ただ、みんなと闘うために、今から断食をはじめるそうです。
> 心配なのは、自分が逮捕されることで情報がとぎれること。全国、全世界にながしてほしい。
> ピョンテクやフィリピンなどの弾圧のように、政府当局は運動を分断しようとしています。
> それをとめるために頑張りましょう。
> 教育委員会、特に車の運転手の方に対しては、止めるために嫌な思いをさせて申し訳ありません。
> しかし戦争をとめるため、やらなければならなかった。どうかわかってほしい。
>
> ただ事件の経緯については、委員会との違いがあり、夏芽さんは車は一旦減速したが急に加速、それで急いでとめた。しかし警察は、最徐行していたといっており明らかにおかしい。
> 弁護士の方からは、これから弁護団をすぐに結成します。
> 本当に逮捕する必要があったのかどうか非常に疑問であり、これから 追求していく。
>
> このままいけば、これからは72時間以内に検察庁 に送られるので、その前に釈放させたい。
> そのために準備をすすめていきます。
>
> ◆このメッセージのURL
>>http://groups.mobile.yahoo.co.jp/group/teachiin-okinawa/message/1626?k=
>>


 

沖縄・辺野古でヘリ基地建設に反対してきたリーダーの平良夏芽さんが逮捕されました。平良さんは牧師でもあり、イラク戦争開戦時に人間の盾となって「攻撃するな」と訴えました。辺野古を含む沖縄の基地は今や前線でイラクと地続きです。ここから住民に対する無差別攻撃の米軍が出撃しているのです。
米軍再編に伴って基地をさらに建設、強化するのは事態を一層泥沼化させるだけでなく、暴力を世界に拡散、人々に苦痛を与えるものです。この現実を直視するのは、同時代に生きる私たちの責任です。夏芽さん逮捕はまさにこうした現実の中で起きているのです。  イメージを力に! 

絵 「HENOKO」(200号・アトリエ撮影)はこうした現実に対する怒りと抗議です。辺野古沿岸と予定されているV字型滑走路、実戦に使われている都市型ヘリ、剃刀のように鋭い刃が付いた有刺鉄線(イラク全土に張り巡らされているのと同じものです)。看板は辺野古海岸にあったもので「立ち入り、写真撮影禁止、違反者には手段を問わず対抗する」と警告されています。つまり撃ち殺すこともありうる、というのです。実際に基地内からは弾丸が飛んで来ることもあります。看板もオブジェとして配した銃弾も実物です。絵右下は空爆されたバグダッドのがれき(病院)、「核兵器がある」と嘘っぱちの大宣伝に使われた偵察衛星からの電子映像(イメージ)があります。絵の中の人物は私の家族です。  自分の絵に解説を付けるのは本意ではありません。あえてそうしたのは、現在の緊急事態を「自分のこと」としてして受け止め、共有して頂きたい、という願いがあるからです。

もし、このような表現行為が有効だと、お感じになれば転送を。同時に、言葉であれ、絵であれ、音楽であれ、わずかでも希望を託せる方はあらゆる形で「表現による」呼び掛けを。 抗議の宛先は先のメールと重複するので割愛します。                                                    

近田洋一  

 

 

 


 

 

 

シュワブ兵舎移転/反対派1人を逮捕(2006年9月26日 沖縄タイムスの記事)
  

【名護】米軍普天間飛行場代替施設建設に伴う名護市キャンプ・シュワブ内の兵舎移転に伴い、名護市教育委員会は二十五日午前、移転候補地の埋蔵文化財の分布状況などを確認する現地踏査に着手した。名護署は同日午前、基地内に入ろうとした市教委の車両を実力で阻止したとして、移設反対派の一人を公務執行妨害の現行犯で逮捕した。

  市教委は、ヘリ基地反対協の調査容認表明などを受け、「文化財の有無の科学的な調査が目的だと大筋で理解を得られた」と判断。表面の土壌を採取する必要があるかなど、今後の手順や調査期間は「現場の状況を詳しく調査しないと分からない」と話している。

  兵舎の移転候補地二カ所は遺跡として確認されている「思原(ウムイバル)遺跡」「思原石器出土地」と重なり、市教委では、「基地の外の文化財と同様にきちんと調査したい」としている。

  市教委の職員九人は同日午前十時ごろ、同基地のメーンゲートに到着。移設反対派約二十人が話し合おうと、市教委の車両を止め話し合いを求めた後、名護署員が反対派ともみ合いになった。

  施設局職員も早朝、同基地内に入り調査に立ち会っている。

  普天間飛行場移設問題で十五日、初めて県警機動隊が投入される事態となり現場は混乱。市教委は、機動隊投入に反対し踏査を断念していた。施設局の説得を受け同日午後、職員三人が移転候補地の場所を確認しただけで、実質的な踏査は行われていなかった。

     ◇     ◇     ◇     

流血に悲鳴と怒声/なすすべない 反対派調査団員表情かたく

 

【名護】「頼む。この現状をみんなに知らせて!」。米軍普天間飛行場移設問題で初の逮捕者が出た。二十五日午前、警察車両で連行される平和市民連絡会の平良夏芽牧師(44)は、顔や手から血を流しながら叫んだ。名護市キャンプ・シュワブ内の文化財調査で、同市教育委員会調査団の車両を止めようとした牧師は公務執行妨害で逮捕された。この日集まった反対派メンバー約二十人のうち数人が調査団の車の前に身を投げ出すなど必死に止めようとしたが、倍近い人数がいる警察に次々と排除された。現場は怒号と悲鳴が入り交じり、騒然となった。

  午前十時、名護市教育委員会文化課のワゴン車がキャンプ・シュワブ第一ゲートに到着すると、反対派市民らが話し合いを持つため、車を止めようとした。だが、これまでとは違い、職員が乗った車の窓は閉じられたまま。警察が反対派を制する中、職員らは緊張した面持ちで基地内に入ろうとした。

  反対派住民らは車の前に身を投げ出したり、ゲート入り口の路上に座り込んだりして抵抗。警察官らが住民らの手足を抱え、力ずくで排除すると、「痛い」「止めて」などの怒声や悲鳴が響いた。

 

  車の下にもぐりこんだ平良牧師は顔などを負傷。公務執行妨害の現行犯で警察に連行された。

  平和市民連絡会の当山栄事務局長は、抗議のため名護署に向かった。「理不尽な基地建設のための不当な弾圧だ。運動を委縮させる狙いだろうが、われわれは抗議を通じて反対の機運を二倍、三倍に高めていく」と語気を強めた。

  名護警察署前では、反対派住民約三十人が押しかけ、「不当逮捕は許さないぞ」などとシュプレヒコールをあげて抗議した。同署の警察官ら十数人が出入り口で一列に並び、にらみあいが続いている。

  ヘリ基地反対協事務局長の仲村善幸さんは「名護署側と話し合ったが、公務執行妨害容疑の具体的内容を明らかにしていない」と名護署の対応を批判した。

  午後零時半すぎから弁護士や市民団体代表が名護署から逮捕時の状況について説明を受け、併せて接見を求めた。同署の説明によると、容疑者はけがについて「病院に行く必要はない」と話しているという。

県、大変残念

 逮捕者が出たことについて、県の牧野浩隆副知事は「詳細は分からないが逮捕者が出たことは大変残念」と述べた。

  同財調査については、稲嶺恵一知事は十五日の記者懇談会で「政府は全体のスケジュールを示し、その中での位置付けなど地元に対して十分な説明を行う必要がある」との認識を示している。

  沖縄人権協会の永吉盛元事務局長の話 基地ある故に沖縄の人々の生活が脅かされていることの表れであり、個人ではなく基本的な人権の問題だ。これまで強権行使を控えてきた防衛庁が、基地建設に必死になっている。反対運動も激しくならざるを得ず、憂慮すべき事態だ。

 

反基地で韓国と連帯/市民団体が那覇で集会

 

 沖韓民衆連帯は二十四日、那覇市の県民広場で、「9・24平澤米軍基地拡張反対集会」を開いた。米軍再編によるソウルからの基地移転に抗議活動が続く平澤市の状況報告があった=写真。

  会場では、平澤市の基地反対派の活動を撮影した写真を展示。韓国で米軍基地の反対集会で用いられるろうそくを手に集まった約五十人の参加者は、今後も韓国と連帯して活動を継続することを確認した。

  九月上旬に平澤市を訪れた平和市民連絡会の平良夏芽さんらが「平澤は韓国の辺野古だ。米軍基地は県内だけの問題ではない」と訴えた。

  集会は、ソウルで同日開かれた平和大行進に合わせて行われ、東京や大阪などでも同時開催された。

 

 

詳しい状況については「ちゅら海守れ」ブログ
>>http://blog.livedoor.jp/kitihantai555/